検索窓
今日:7 hit、昨日:13 hit、合計:390,835 hit

恐怖 ページ14

-A side-


A「…?」

翔吾「どうしたん?」

A「いや、何でもない…」


夕方、力矢さんに頼まれて翔吾と御遣い。

必要なものを買って帰ってる途中、
ふと誰かに見られてるような気がして振り返る。

でもそこには特に怪しい人もいなくて、
気の所為だと思って再び歩き始めた。



…だけどこの日を境に
どんどんエスカレートしていき、


マネ「ちょっとAいい?」

A「はい?」

壱馬「お前今度は何したん?」

A「何もしてないし!」


突然マネージャーに呼び出され、
別室へと案内をされた。


マネ「最近何か変わった事ない?」

A「…え?」


もちろん跡をつけられてることは誰にも言ってない。

みんなに変な心配をかけるのも嫌だったし
何より“勘違い”って思い込みたかったから。


A「…何で?」

マネ「最近A宛のファンレターに変なのが入ってて」

A「変なの…?」

マネ「ちょっと気持ち悪いからあまり見せたくないけど
何かあってからじゃ遅いから」


そう言って差し出されたいくつかの封筒。


A「な、にこれ…」


その中には、


“いつも見てるよ”
“Aは僕のモノ、愛してる”
“どうして僕以外の男と仲良くするの?”


そんな言葉がいくつも書かれていて、
他の封筒には隠し撮り写真まで。


マネ「この男がこのまま危害を加えないとは限らない
Aか他のメンバーか…必ず手を出してくる」

A「…ッッ」

マネ「だから何かあるなら教えて?」


そう言われて先日からの話をマネージャーにした。


マネ「とりあえずHIROさんに相談してコッチも動くから
Aは絶対に1人にならない事」

A「…はい」


その後すぐマネージャーはHIROさんに話に行き、
私はメンバーの元へ戻った。


翔吾「…A、どうしたん?具合悪い?」

A「…え?」

翔吾「なんか顔色悪いで?」

A「…大丈夫」


そう言ったものの手の震えは堪らなかった。


翔吾「無理に聞かへんけど、何かあったらすぐ言うてな」

A「ん、ありがとう」


しばらくして再びやってきたマネージャーは
リーダー2人を連れてまた別室へ。

きっと2人には伝わるんだろうな。


あれ以来私が1人になる事はなくて、
どこに行くにも必ずメンバーが一緒で
リーダー2人もみんなに怪しまれないよう
沢山サポートしてくれた。


そして数日後…、事件は起きた。

▽→←▽



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (229 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1207人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , LDH , ランペ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃそ | 作成日時:2020年3月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。