▽ ページ20
-壱馬 side-
A｢混〜ぜて｣
そう言ってやってきたのは先程まで
海青にくっついて海に入ってたA。
壱馬｢お前...翔吾のパーカーは？｣
A｢ん？パラソルのとこに置いてるよ｣
さも当たり前のように言うA。
だけどさっきまで海に入っていた事もあり
髪は濡れてて、パーカーも羽織ってないから、
肌も露出して周りの男はみんなAを見ている。
...その視線がウザったい。
壱｢とりあえず俺の羽織っとけよ｣
A｢え〜、暑いよ〜｣
壱馬｢ええから｣
A｢濡れちゃうよ？｣
壱馬｢そんなんええよ｣
そうは言っても暑いから着たくないのか
なかなか受け取らないA。
すると、
翔吾｢海から出たんやったら
ちゃんと着とかなアカンやん!!!｣
パラソルに置かれていた自分のパーカーを手に、
コッチに近付いてくるとAの肩にそれを掛ける翔吾。
A｢だから濡れちゃうよ｣
翔吾｢Aが変なヤツらに目を付けられるよりええわ｣
そう言われれば大人しくそのパーカーを羽織る。
壱馬｢なんやねん、俺は断ったくせに｣
A｢だって翔吾の匂いのが落ち着くもん♪｣
翔吾｢いや、それはそれで恥ずかしいんやけど...ｗ｣
若干照れながらまたどこかへ行った翔吾。
陣｢...俺らは何を見せられてんねん｣
若干呆れているお馬さん。...じゃなくて陣さん。
慎｢...良かった、修羅場にならなくて｣
翔平｢ちょっと焦ったでありますよ、ｵﾋｮﾋｮﾋｮﾋｮ｣
俺と翔吾が喧嘩になるんじゃないかと心配していた弟2人。
壱馬｢今更翔吾にそんなことで怒んねぇよｗ｣
慎｢そっすよねｗ｣
A｢ちょっと、かずまこ!!!
手を休めない!!!｣
陣さんを埋める作業で手が止まっている俺と慎に
手を止めるなと怒るA。
陣｢なぁ、いつまで埋めるん？
そろそろ出してもええんちゃう？｣
A｢私まだ始めてちょっとしか経ってないもん、
もう少しやりたい｣
陣｢砂ん中、結構暑いねんで？｣
そんな陣さんの訴えも無視して埋め続けるA。
しばらく4人で黙々と埋め続けていると、
そろそろ昼ごはんにしよう、
という力矢さんの声が聞こえてきた。
翔平｢おっ、ご飯でありますか!!!｣
慎｢そう言えばお腹減ったな...｣
壱馬｢ほな腹ごしらえ行くか｣
A｢行くぞ、リバー兄弟!!!｣
陣｢おいコラ、お前ら出してから行け!!!｣
※ この後陣さんがいないのに気付いた力矢さんが
救出に行きました。
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2019年8月15日 21時
