検索窓
今日:35 hit、昨日:25 hit、合計:642,838 hit

ページ19

-海青 side-


A「海青ほんと筋肉凄いよね」


そう俺におんぶされながらも
あちこちの筋肉に触れてくるAさん。


海青「ちょ、触りすぎ...」

A「私ももっと頑張らないとな〜...」


全く人の話を聞いてないAさんは
コッチの気も知らずベタベタ触ってくる。

別に嫌なわけじゃないんだけど...。

お互いに水着なわけで...。
普段と違って素肌で密着するもんだから
男としてはちょっと...拷問というか...。


A「海青 海に入ろう、海!!!」


Aさんにそう言われ、
海に入れば離れると思ったのが大きな間違いだった。


A「ちょ、海青離れないで!!!」

海青「そんな事言われても...」

A「私泳げない!!!」


そう言ったAさんは
先程以上に必死に俺にしがみつく。

分かるよ、俺から離れれば命の危険はある。

でもそれなら何故、
深いところに行きたいって行った?!


海青「もう、絶対離さないで下さいよ?!!」


これで何かあったら俺の責任だ。


思うことは色々あるけど、でも安全が最優先。

Aさんを連れて砂浜の方へと戻る。



海青「大丈夫ですか?」


砂浜に戻って確認すると、


A「楽しかった♪」


コッチの気も知らず、眩しいくらいの笑顔。


海青「一旦休憩しましょ」

A「え〜」

海青「休憩の後にまた入りましょう」

A「は〜い」


Aさんのいい返事を聞いて、
2人でパラソルの方へ向かうと、


A「あ、楽しそう...」


その視線の先には砂に埋められている陣さんと、
陣さんを埋めるリバー兄弟。


海青「行って来たらどうです?w」

A「後で怒られないかな?」


普段陣さんに怒られようとも関係無しのくせに
何故か今更気にし始めるAさん。


海青「大丈夫です、みんなで全力で守るんで」

A「じゃあ行ってくるね」


そう言ってリバー兄弟に合流したAさんは
楽しそうに陣さんを埋め始めた。


陸「海青おつかれ」

海青「...いろんな意味で疲れました」


俺の言葉の意味が伝わったのか、苦笑いの陸さん。


海青「俺、買うものあるんで買ってきますけど...
陸さん何かいります?」

陸「俺はいいからAにドリンク買ってきてあげて。
多分あの子遊ぶのに精一杯で水分補給忘れちゃうから」


そういった陸さんは
コレで海青のも買ってきな、と言って財布からお金を出した。


海青「すみません、ありがとうございます」


そうお礼を言い、俺は海の家へ向かった。

▽→←▽



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (263 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1354人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 紅一点 , ランペ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃそ | 作成日時:2019年8月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。