▽ ページ18
.
A｢もううるさい、しつこい｣
返事をしても何度も同じことを繰り返され、
うんざり気味なA。
陣｢アカン、大事なことや！｣
A｢もう...力矢さんどうにかしてくださいよ｣
力矢｢A、本当に大事だからちゃんと聞きなさい｣
A｢え〜...｣
さすがの力矢さんも心配らしく、
陣くんと並んでAに言い聞かしている。
A｢もう日が暮れちゃう...｣
そうブツブツ文句言うA。
力矢｢絶対に１人で行動しないこと、いい？｣
A｢は〜い｣
力矢｢万が一の事があったらすぐ連絡取れるように
必ず携帯持つこと｣
A｢...は〜い｣
陣｢ホンマに分かっとるんか？｣
A｢もう分かったってば〜｣
そう言えばリーダー２人は渋々Aを解放した。
ようやく自由になったAと目が合うと、
A｢陸さ〜ん、背中に塗ってください｣
そう言って日焼け止めを俺に差し出された。
陸｢...俺が塗っていいの？｣
A｢...ダメなの？｣
陸｢いや、ぜひ塗らせてください｣
そう言うと
変な陸さん、なんて言いながら
俺に日焼け止めを託した。
あぁ...、
こんな幸せなことがあっていいのだろうか。
手に日焼け止めクリームを出し、
Aの背中に伸ばしていく。
A｢ﾌﾌｯ、なんかくすぐったいｗ｣
そう言いながら身をよじる姿がもう、ね...。
えろくて、陸さんのりっくんが暴走しそう。←
何とか理性を働かして塗り終わる。
A｢陸さん、海入ろう〜｣
陸｢後で行くから先行ってて｣
A｢は〜い｣
俺の言った意味を理解してないだろうAは
そのまま海青の元へ。
北人｢いいな、陸さん｣
さっきまでのを見ていたのか、
隣に来た北ちゃんはそう呟いた。
陸｢いや、ある意味生き地獄｣
北人｢あ〜...｣
俺の言いたいことを察したのか、苦笑い。
視線の先には海青におんぶしてもらってるA。
北人｢...海青も大変だな｣
陸｢あれ俺よりも地獄かもしんない｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃそ
| 作成日時：2019年8月15日 21時
