モノクロ

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慎side






北人さんと話した後、いつものように壱馬さんが隣にやってくる。






壱馬「慎…俺に報告はあらへんの？」






どうやら、北人さんとの会話が聞こえたみたい。







慎「無事、付き合えました」







壱馬「おぉ！よかったなぁ〜！」







壱馬「で、どんな子なん？」






慎「どアホな子です」







壱馬「へ〜、っで、慎はいじめて楽しんでんやろ？
慎ドSだもんなー」







慎「壱馬さんも言えないっすよ」






そんなくだらない話をしていた。







樹side





Aちゃんと宅飲みをする約束を今、LINEで話しているところだ。






A[樹くん、お願いがあって…]






樹[何？]







なんだか、嫌な予感がする。







A[その宅飲みに、樹くんの知ってる人も一緒に参加していいですか？]








樹[うん、別にいいけど]








カッコつけて、全然いいよって言ったけど、
2人っきりになりたかった俺からするとすっごく残念だった。







樹[俺の知ってる人って誰？]








A[それは当日まで秘密です！]







まさか、まこっちゃんなんて言わないよね？







なんだか、心配になってきた。

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