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陸さんの大きな背中の後をついて
まずはしょへさんのお部屋に向かった
しょへさんは私の一個下の階だった。
そういえば誰がどこの部屋なんて全然分からないなぁ、と思った
陸「 Aちゃんは先に樹の事起こしてきてくれない?」
「 樹くんですか?」
陸「 俺は翔平起こしたら後で向かうから!」
確かに、2人で行くより二手に分かれて起こした方が効率も早い。
樹くんなら私と同じフロアだしね
「 了解です!」
陸「 多分鍵は開いてると思うから全然入っちゃって〜 」
…
「 いや、ほんとに鍵かかってないじゃん … 」
陸さんの言った通り、部屋の扉は鍵がかかっておらず普通に開いた。
不用心だな … と思いつつ、メンバーだけだから警戒してないのかな なんて納得した
「 おじゃましまーす… 」
男の人の部屋に入るのはちょっと抵抗があったけど
頼まれごとだし、仕方がない。
部屋に入れば お洒落な良い香りがして
ベッドで綺麗な顔して眠ってる樹くんがいた
「 おはよーございまーす、樹くーん、朝だよー 」
可愛げのない棒読みな起こし方をしてみたけど
全くの無反応。
だから身体を揺すったり、布団を引き剥がしてみたら「 うーん 」と寝返り。
その時、ふとベッドにふわふわしたものが。
… ね、ね、ねねねねねこちゃん!!!
こっちを見た途端に飛び付いてきてめちゃくちゃびっくり。
「 きゃー!」
樹「 うわっ、何?」
びっくりしすぎて悲鳴にも似た声を出してしまった
よかった、他のメンバーいなくて。
何事かと思われちゃうよ
そしてその声で起きた樹くん。
… いや、そんな事より。
「 ねえっ、樹くん!猫飼ってるの?超可愛い!」
樹「 あ、うん。実家から引き取って …って何でここにいんの?」
「 起きないとヤバイから起こしにきました。」
“ うわっ、やべえ遅れる ” って焦る樹くんをよそに
私は猫ちゃんを抱っこしてひたすら撫でて癒される
可愛すぎてやばい … はわわ。
樹「 スマホスマホ … っと、うわ痛っ 、」
「 んぎゃ、」
焦り過ぎて何かにつまずいた樹くんは私と猫ちゃんの上に倒れ込む
まるで、床ドン状態(ベッドの上だけど)
そしてさっきの悲鳴で心配した陸さんと、起きたであろう壱馬くんがものすごい勢いで部屋に入ってきた
陸「 どうしたの?!」
壱馬「 大丈夫か!?」
「 …… あ、はは 」
Oh ... なんてカオスな状況
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ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます!これの続きはいつ頃になりますか?楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます! (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです!人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね!! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか? (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年6月20日 6時