Kazuma Kawamura (1)-2 ページ22
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( 片想い時代 )
「俺、Aさんが本当に好きなんです。彼女になって下さい。」
「本当にごめんなさい。」
これで何回目やろうか。
何度想いを伝えても、返事は同じ。
「ごめんなさい。」と「私には応えられない。」を、何回聞いたやろうか。
正直、手応えがあった。
何度想いを伝えた後も、特に関係性は変わらない。
寧ろ、他のメンバーの誰よりも近いと思う。
なのに、なんで。
彼氏はいないって言ってた。本当のこと言ってくれてるなら。
かと言って既婚ではないはず。ちゃんと確かめたことはないけど。
でも、もう今日でこんなんおしまいや。
このままで引き下がる訳にはいかんからな。
「あの、今日飲み行きません?」
「え?」
「さっきの無かったことにして貰って良いんで。」
「いや、行けないです。2人はダメです。」
「じゃあ、うちで宅飲みしましょう。」
「行きません。」
「じゃあ、Aさんの家で宅飲み。」
「ダメです。」
「あー、もう!今日飲むんは決まりな。あと考えておくから。準備して来て。」
そして彼女を壁際に追いやり、壁に手をついて耳元で囁く。
「逃がさへんよ?」
慌てふためくAさんが可愛いのなんの。
いや、別に俺も余裕なんかあらへんけど。
心臓バックバクや。
好きな人がほぼ腕の中におるんやもん。
こんなん、もう。
けど、ここで終わる訳にはいかんからな。
「返事は?まあ、YESしか認めへんけどな。」
小さく頷いたのを見て、よしよし してみたり。
今までは、こんな攻めたことしてこやんかったからな。これで少しは意識してくれると良いんやけどなあ。
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蛍(プロフ) - すいません!登坂図鑑のパスワード教えて下さい! (2020年9月2日 7時) (レス) id: 08d94763e4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お返事ありがとうございます!そうなのですね!了解致しました(*´˘`*)再掲楽しみに待っていますね! (2019年9月22日 16時) (レス) id: ad0dbdb24b (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - ちぃさん» 初めまして!お読み頂き、そしてコメントを下さり、ありがとうございます!健太さんのお話は、思うように纏められなくなってしまい、一旦引き上げてしまいました。再掲の予定なので少しお待ち頂けると嬉しいです!表示されたりされなかったりはバグでしょうか……(>_<) (2019年9月22日 13時) (レス) id: 789372bee5 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませて頂いています。健太くんのお話が表示されたりされなかったりするのですが、消されてしまったのでしょうか。続き楽しにしていたので気になってコメントさせて頂きました。 (2019年9月22日 10時) (レス) id: ad0dbdb24b (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - 瑠菜さん» ありがとうございます!ニヤけて頂けてうれしいです!これからも頑張ります! (2019年8月18日 19時) (レス) id: 789372bee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガヤキティ | 作成日時:2019年7月12日 18時