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ドアが開いたその先には、お風呂上がりらしきハーフアップの壱馬君が。
A「え〜っと、 」
壱馬「どこに座ってもええで、お茶入れてくるわ。」
A「あ、お構い…なく……。」
お引越しの挨拶をするつもりが、待たせちゃったからってお家にお邪魔することに……。
待たされてないよ!?というか、むしろ私が迷惑かけた訳だし(?)
壱馬「寒かったやろ?ごめんなぁ、」
A「全然!そんな事ないので……。」
壱馬「そぉか、?ならええけど…。」
今日もきっとお仕事で疲れているのに、ちゃんと気を使ってくれる優しい壱馬君。
そのおかげで、本来の目的を忘れていた。
A「それで、今日から隣に引っ越してきました。黒井Aです。よろしくお願いします。」
壱馬「そうなん?あ〜、なんか大家さんが言ってた気がするわ。」
忘れてた、なんて笑いながら言った壱馬君。
いつも、テレビ越しに見ていてこうやって直接話すのは3年…ぶりだから懐かしいなって。
そろそろ、帰ろうと思い話しかけようとしたその時、
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作者名:こま | 作成日時:2020年10月11日 15時