9の段。 ページ10
元々武道に秀でているAにとって、突然組み敷かれることはそれほどハプニングではなかった。
倒れてきた伊作を上手く受け止め、頭をぶつけないように受身を取ったのだ。
勢いよく押し倒されたような体勢になってしまったが、結果的にはお互い怪我なく済んだ。
どちらかといえば、この状況を伊作の同級生でもあり同室でもある食満留三郎に見られた方がよっぽど危険とも言えた。
Aの服装は、伊作が着替え中だと間違えた通りこの時代にはない生脚にミニスカートというスタイル。
下着だと思われても仕方ない格好のAが大の男に襲われていたら、そりゃあ誰でもそういう勘違いをしてしまうだろう。
伊「ちっ違うよ留三郎!誤解!私がまた転んじゃって…、ありがとうございますAさん…。」
「こちらこそわざわざありがとうございます。お友達ですか?」
伊「あぁ同級生で同室の食満留三郎です。ちょうど僕たちがこの部屋の隣なんですよ。」
留「あっあぁ…はじめまして、六年は組の食満留三郎です。じゃあこの女性がさっき学園長先生が言っていた見習いなのか?」
伊「そうそう!Aさんって言うんだって。あっ見習いってことはタカ丸くんみたいに歳は近い感じなのかな?」
「18です。伊作さんと留三郎さんは?」
留「俺たち六年は15歳…というか歳上じゃないですか。敬語は結構ですよ。」
留三郎と名乗った彼は、伊作とルームメイトらしい。
負けず嫌いっぽいが、真面目で頼りがいのあるタイプにもみえる。
ここで生きていくならそれなりに生徒たちとは仲良くなった方がいいだろう。
「じゃあそんなに歳も離れてないし、お互い敬語抜きにしようよ。」と提案してみる。
「色々頼るところは多いと思うから…これからよろしくね伊作くん留三郎くん。」
留「よ、よろしく………Aさん…。」
伊「ふふ、こちらこそよろしくねAさん。」
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー!ありがとうございます!きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです!!高学年のと絡み!!!四年生とか絡みやすそう!!!!頑張ります!!!! (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします!文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください! (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み ゅ ー ぽ む 。 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 3時