4の段。 ページ5
早朝とは思えない喉の開きに驚く。
辺りの鳥が飛んでいくくらいには大きな声だったらしい。
でも驚いているのはそこじゃない。
1589年。
Aが住んでいたのは2023年。
小松田の言うことが確かならば、この時代はおおよそ420年前に相当する。
でも、正直なところ否定もできないのが今の現状だ。
さっきから感じていた違和感が、1589年という数字ひとつで全て解決できてしまうからである。
「それにしても…随分破廉恥な格好ですね。そういうのが流行ってるんですか?」なんて呑気に話す小松田の方をキッと睨む。
「ねぇほんとに…、ほんとに1589年…?」
小「えぇ?そう言われると…1590年だったかも…?」
「ッ誤差!!!!」
小「わわ、そんな何度も大きい声出すとみんな起きちゃいますよぉ。」
?「小松田さんですかぁ…?おはようございます…朝から元気ですねー…。」
小「あっ乱太郎くんおはようございま〜す。お客様をご案内してた所なんです。」
乱「えっこんな朝早くにですか?あ、おはようございます。」
「あ…お、おはようございます…子供……?」
赤毛のもじゃもじゃ頭に、眼鏡をかけた少年。
乱太郎と呼ばれたその子は、眠たそうな目を擦って挨拶をしてくれた。
そういえば、さっき小松田に会った時にこの場所を学園だと言っていたような気もする。
今でいう学校のような学び舎なのだろうか。
乱太郎は少し小松田と喋ったあと、「じゃあごゆっくり〜」と言って廊下を歩いていった。
「んもうAさん!寄り道してないではやく学園長先生のところに向かわないと!行きますよ!」
「……」
「?僕の顔になにかついてますか?」
「小松田さんって……イラッとするけど憎めないってよく言われません…?」
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー!ありがとうございます!きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです!!高学年のと絡み!!!四年生とか絡みやすそう!!!!頑張ります!!!! (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします!文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください! (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み ゅ ー ぽ む 。 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 3時