23の段。 ページ24
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｢こんにちは、お店はまだやっていますか？｣
｢あぁやってるよ奥さん。何かお探しの物でも？｣
｢ふふ、骨董屋さんに探し物なんて無粋じゃありませんか。｣
暖かい日差しが少しずつ差し込む昼過ぎ。
町に着いてからすぐに二人は例の骨董屋へ向かった。
前もった情報の通り、店主と思われる人物は外で商売をしていて、店内はがらん…としている。
夫は外で骨董品を探し、妻は少し飽きた様子で店内の品を見回る。
そんな夫婦を演じるのだ。
警備は高級な代物を扱っている割には随分と甘く、奥に男が一人店番をしているだけである。
・
Aが七松に頼まれた任務。
それは、この店内にいる仲間の見張りだった。
異変に気づいてなにかの合図で護衛を呼ばれては、さすがの七松も逃げざるおえない。
最悪敵と真っ向からぶつかることも視野にはある。
だが、できれば素早く綺麗に任務を終わらせることが本望だ。
店主が持っているであろう本物の巻物を偽物とすり替え、それが上手くいけば旦那役である七松がAをここまで迎えに来る手筈になっている。
(上手くやってよ小平太…)と内心願いながら棚を物色しているフリをしつつ、奥の男に目をやる。
特に体つきが良いわけでもないし、ましてや七松より強そうにも見えない。
言ってしまえば、Aでも倒せそうな相手だ。
(これ私要らなかったんじゃ…？)なんて思いながら棚を眺めていた矢先、ふと一冊の書物が目に入った。
他の書物と重なってただ普通に置かれていただけなのに、不思議と目を奪われる。
そっと手を伸ばして取ると、辺りのホコリが一気に舞う。
｢うわっ、ゲホッ…｣と咳き込みながらも中を開くと、紙は日焼けし、虫に食われている部分もある平々凡々なただの書物だった。
なんでこんなもの手に取ったのだろうとさえ思える品だったが、パラパラと捲る手が止まらない。
まるで、”捲れ、捲ることを辞めるな”と訴えてくるかのように手が動く。
最後のページに差し掛かりかけたその時、ピタッと手の動きが止まる。
｢…月の…引力……？｣
かろうじて、だがはっきりと読めたその文には、確かにそう記されていた。
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (
レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー！ありがとうございます！きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです！！高学年のと絡み！！！四年生とか絡みやすそう！！！！頑張ります！！！！ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします！文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください！ (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (2023年5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み ゅ ー ぽ む 。
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2023年4月14日 3時
