2の段。 ページ3
・
｢んんっ……、｣
ゆっくりとまぶたを開く。
遠くの山の麓で朝日が昇ってきたのか、辺りは光に包まれていた。
目の前には見渡す限り山々がそびえ立ち、後ろには仰々しい構えの門と長い塀が続いている。
ぶるっ…と冷たい風を直に感じ、ようやく自分が長袖長ズボンのジャージから、普段の制服姿に戻っていることに気づく。
つまり、生足である。
走っていた時よりも寒さを肌に感じたのは、多分このせいだろう。
…いや、待て待て待て。
山の麓？ここは住宅街のはずだ。
山どころか、今Aが寝転んでいる砂利さえあるはずが無い。
段々と脳が冴えてきて、何があったのかをひとつずつ思い出す。
確か昨日の夜は日課であるランニングをしていたはずだ。
(帰ったらお風呂入ろー)なんて考えていた矢先、星空がやけに綺麗に見えて。
その中の一際輝く満月を見ていたら、何故か目が離せなくなって。
…それで、
｢……トラックに轢かれた…？｣
そうだ。
車が来ていたことは分かっていたはずなのに、なぜだか身体が動かずそこで意識が途切れたのだ。
しかし、今Aは息をして立ち上がっていた。
じゃあここは天国かなにかなのだろうか。
はたまた、悪い夢かなにかなのか。
それにしては随分と現実味が溢れすぎている。
そもそもここはどこなのか。
根っからの都会育ちのAにとって、こんな山奥に見覚えは一切ない。
もしかしてこの状況、思っている以上にやばいのでは？
そんな考えが脳裏を駆け巡ったその時、後ろにあった木造の門が開いて、中から人が出てきた。
｢あのぉ…大丈夫ですか？随分早いお客様ですねぇ。｣
｢え…あ……あの……、？｣
｢とりあえず…入門票にサインを！｣
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (
レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー！ありがとうございます！きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです！！高学年のと絡み！！！四年生とか絡みやすそう！！！！頑張ります！！！！ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします！文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください！ (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み ゅ ー ぽ む 。
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2023年4月14日 3時
