14の段。 ページ15
小松田を見る限り、とてもじゃないが何か技術を必要とした職業には見えない。
伊作が何を考えているかは分からないが、本人がやる気なら断るのも申し訳ない。
・
そんなこんなで、気付けばAは外に出て手合わせの準備をしていた。
留三郎から借りたクナイを握り、｢どうしてこんなことに…｣と苦笑いを浮かべる。
｢伊作手加減してやれよ。｣｢ふむ、怪我はさせるなよ。｣等と横槍が入るが、やるからにはそれなりの結果を残したいのも事実だ。
喝を入れるため、動きやすいように上の服を脱ぎグッと腰紐を結び直す。
｢それじゃあいくぞ。｣と留三郎に言われ、礼儀に則り、伊作と向かい合って1歩前に出てから礼をした。
昔から柔道や空手道、合気道少林寺拳法など、様々な武道を習ってきたA。
しかし、手先が不器用なせいかどうにも剣道や薙刀を始めとする武器を使った武術は性にあわなかった。
空間把握能力がないのか、長いものを使ったり遠くのものに対して攻撃するということが苦手なのだ。
だから武具を使う武術は避け続けてきたのだが、実を言うと今回渡されたクナイは不思議と使いこなせる気がしていた。
今風に言うのであれば、Aにとってクナイは強化武器のひとつなのだ。
元々得意な近距離戦に、攻撃手段が増えるというプラス要素が追加されたような認識である。
右手左手と片方ずつ握ってみて感触を確かめ、1度深く深呼吸をしてからクナイを構える。
その一瞬でAの目付きが変わった。
ぞくっとした気味の悪い何かが伊作の背中を走る。
本気でやらないと、殺される。
神経一本一本にまで通っているかのような集中力は、間違いなく狩る側の人間のそれだ。
少しの沈黙。
伊作はもちろん、見守っている周りの六年生も、ごくりと息を飲む。
｢ッはじめ！！！！｣
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (
レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー！ありがとうございます！きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです！！高学年のと絡み！！！四年生とか絡みやすそう！！！！頑張ります！！！！ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします！文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください！ (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (2023年5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み ゅ ー ぽ む 。
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2023年4月14日 3時
