13の段。 ページ14
あまりの顔面レベルの高さに泣きそうになる。
出てくる男が揃いも揃ってこう整った顔立ちだと、図太いAでも場違い感で辛くなってくる。
だがこの五人も、話を聞いている限りでは普通の15歳だ。
顔立ちも雰囲気も大人びているけど、まだまだ子供らしさが見えて可愛くも感じる。
もぐもぐとご飯を食べ進めながら5人の会話を聞いて楽しんでいると、ふと長次がAに「もそっ…」と何か呟いた。
「?なんて?」
留「…Aさんは見習い事務員だけど、何か忍者の経験はあったのか…だってさ。」
「あたし?ないない。忍者なんてそんな…あ少しだけ空手みたいなのはやってたけど…。」
仙「へぇ…忍法の多くは武術を会得していることが前提のものが多いが……あっそうだ。」
「んぇ?」
仙「食べ終わったらそこで伊作と手合わせでもしてみたらどうだ?」
「「えッ。」」
文「おいおい仙蔵…お前正気か?彼女はくノ一でもなんでもないんだろ。」
ご飯を口いっぱいに詰め込んでいたせいで、突拍子もない仙蔵の提案にむせかけた。
心配してくれた長次が大丈夫かと無言で顔を覗いてきて、すかさずグッドポーズで返事をする。
それにしても、急に手合わせなんて。
仙蔵が自分に対してどんな期待をしているのかは分からないが、至って平和な時代で習ってきた武道と死と隣り合わせの時代の武道は天と地の差があるだろう。
しかも相手は歳下とはいえ男。
そりゃ今のところ知り合いはこの5人しかいないが、さすがに無理がある。
「伊作くんも何か言ってやってよ〜〜」なんて苦笑いで隣に座っている伊作をこずく。
伊「…いや、それもありかもしれない。忍術学園の事務員ならそれなりに危険なこともあるだろうし…、多少の稽古をつけておくに超したことはないんじゃない?」
「…あれぇ……………??」
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー!ありがとうございます!きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです!!高学年のと絡み!!!四年生とか絡みやすそう!!!!頑張ります!!!! (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします!文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください! (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み ゅ ー ぽ む 。 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 3時