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「やｯやだｯみんなと離れたくないよｯ」
「先生ｯ領は...？僕達は...いいけど...領はAの本当の双子なんですよ!!?」
「なんで領も一緒じゃないの？ねえ先生...」
Aもカズも智も先生にしがみついて泣きわめいていました。
僕はそんな三人を、ドアの外から、こっそり見ていました。
そしていよいよ、別れの時。
「おにぃｯちゃんｯｸﾞｽｯやだぁｯやだぁｯ」
貴女は最後まで泣き止みませんでしたね。
「新しいお父さんとお母さんの話を、よく聞くのですよ。お兄ちゃんと、約束してください。」
子ども同士の指切り。
貴女の指は僕よりも少しちいさくて暖かな女性の手をしていました。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本のます
指きった」
Aは顔を涙でぐちゃぐちゃにしたまま、僕に笑いかけました。
後ろでは目と鼻を真っ赤にした二人が...。
今でもあの時の二人の顔、忘れられません。
本当にあの二人はAのことを大切にしていました。
「おいら達のこと...忘れちゃだめだよ...」
「絶対に幸せに...なってくださいね...」
「忘れないよｯ幸せになるよｯ
また...会おうね...。」
「「「うん!!」」」
...ごめんなさい。
僕だけこの約束...破ってしまいましたね。
Aが新しいお父さんとお母さんと住むようになったのはひまわり園とは違う、大都会のど真ん中。
到底、僕達が会いに行けるような距離では、ありませんでした。
この頃からでした。
僕たちの歯車が狂いだしてしまったのは。
『ずっと四人でいようね。』
この願いは、大人の都合によって、いとも簡単に、奪われてしまったのでした。
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羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» 毎度毎度本当にありがとうございます。ほんとにもう...励みになります。お話も終盤に差し掛かって参りましたのでどうぞ最後までご愛読くださいませ。 (2015年11月1日 23時) (
レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しく読ませてもらいました。また続き楽しみにしてます♪ (2015年11月1日 22時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます。なるべく早めに更新します！ (2015年9月10日 18時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しみにしていますね(笑) (2015年9月10日 14時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧 | 作成日時：2015年9月8日 23時
