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「智君!!なんで外に...」
翔さんは智に近づきながら言った。
「んふふ。おいらは檻に閉じ込められた動物じゃないんだから。」
「夏休み中に退院したんです。この人。
明日からは、一緒に授業を受けますよ。」
「「ええええええええ!?」」
「しぃ！！他のお客さんの迷惑になりますよ。」
すでにじろじろ見られてるんですけどね。
「ちょっとの時間だけど...よろしくね。」
智はふわりと笑った。
「あ、あのさ！おーちゃんがクラスに来てくれるのもスッゴク嬉しいんだけど...
領、って...誰？」
ごもっともな質問でしょうね。
「智、スケッチブックを見せてあげてください。」
智はコクンと頷くとテーブルにスケッチブックをひろげた。
「すげえ...写真みたい。」
鉛筆一本の絵。
でも、まるで白黒写真のようにリアルだった。
「これが、おいら。
これが、カズ
そしてこのこが...
領くん。」
「智君に...そっくり...」
「あれ...でもこの領って子...誰かに...大野さんじゃなくて...」
jが悩みこんでいる。
目の前にいるのになぁ。
「ふふっヒント。領の名字は『成瀬』!!」
さあさあ当ててみな...
「なるせ...どこか身近で...成瀬...
成瀬A...
あ！！」
「やっと気付きましたか。」
ふふっ
俺と、智とAちゃんは顔を見合わせて笑った。
「うそ...全然知らなかった...」
「ひどいですよー。私は成瀬Aですよ。
会長私半年前にちゃんと自己紹介しましたよね？」
「うう...すいませんでした。」
爆笑の渦が、俺たちを包み込んだ。
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羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» 毎度毎度本当にありがとうございます。ほんとにもう...励みになります。お話も終盤に差し掛かって参りましたのでどうぞ最後までご愛読くださいませ。 (2015年11月1日 23時) (
レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しく読ませてもらいました。また続き楽しみにしてます♪ (2015年11月1日 22時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます。なるべく早めに更新します！ (2015年9月10日 18時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しみにしていますね(笑) (2015年9月10日 14時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧 | 作成日時：2015年9月8日 23時
