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翔side
ニノから聞いた話は、なんとも不思議なものだった。
「それじゃあ、しおりさんと一度会ったことがあるかもしれない...って事だよね。」
俺の言葉にニノは小さく頷く。
「夢で見るものが、自分の過去...」
「そんな事が、あるもんなんだね。」
自分の知らない、自分。
『彼』との関係。
そしてもう一人の...記憶にない黒髪の少年。
カズは今までどれくらいのもの背負ってきたのだろう。
比較的裕福な家に生まれ、愛情を注いでくれる両親、大切な兄弟が俺にはいつも、身近にいた。
何不自由なく送ってきた人生。
ニノの話を聞いて、今一度考えさせられた。
「そういえば大野さんのところには行ってないんですか？」
「だってその花選んだのニノでしょ？俺たちだけで行くなんて出来ないよ!!」
相葉ちゃんの元気な声が病室に響いた。
「...俺にはもったいなさすぎるよ...」
「ニノ？」
ニノは体を震わせた。
「あんたらの優しさなんて、俺にはもったいなさすぎるよ」
そう言ってからニノは笑った。
二人がニノに飛び付いた。
ニノは驚きつつも優しく抱き締め返している。
"ありがと。"
ニノは俺に向かって口パクでそう言った。
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羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» 毎度毎度本当にありがとうございます。ほんとにもう...励みになります。お話も終盤に差し掛かって参りましたのでどうぞ最後までご愛読くださいませ。 (2015年11月1日 23時) (
レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しく読ませてもらいました。また続き楽しみにしてます♪ (2015年11月1日 22時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます。なるべく早めに更新します！ (2015年9月10日 18時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しみにしていますね(笑) (2015年9月10日 14時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧 | 作成日時：2015年9月8日 23時
