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no side
翔はおずおずと店員に十円玉を差し出す。
「ありがとうございます。では...」
店員は翔から十円玉を受け取ると机に静かに置きふう、と 息をついた。
s「あの...な「静かにｯ」…？」
翔の言葉を遮ったのは、
和也の張りつめた声だった。
突然声をあげた和也に五人は勿論、
彼自身も自分の発言に驚いていた。
しばらくの沈黙が訪れる。
s「...え…ぁ...ごめん...」
n「…すみませんでした。続けてください。」
翔に続くように和也が謝ると
店員は和也を一目見、コクリと頷き瞳をゆっくりと下ろし た。
そして無言のまま、十円玉に手をかざした。
. . .
「…会議室のような部屋の...黒い鞄の中...」
ふっと目を開いた店員は翔をみつめ、優しくそう言った。
途端、翔の大きな目がさらに見開かれ、慌てて立ち上がっ た。
s「そういえばっ...俺生徒会室に鞄１つ忘れてきた...」
amn「え!?」
a「うそ...」
m「まじかよ...こんなことって...」
今まで黙って見ていた江里はふっと笑うと四人を見つめ、
江「この子はね、信じれない事かも知れないけれど...
物の残像を、読み取ることができるの。」
江里は笑って言った。
「お財布、見つかるといいですね。って、もうこんな時間っ」
いつのまにか時計の針は、ちょうど6を差していた。
s「うおっいつの間に...あ、えっと...」
「今日は特別にサービスしますね。早くお友達、良くなるといいですね。」
ふわり、と店員は微笑む。
s「ありがとうございます!!今度はぜひ『ガランサス』の方にもお邪魔させていただきます!!」
「ふふっはい、
ぜひ "五人" でいらしてください!!
あ、これ良かったら…」
店員が差し出したもの、
それはきれいな名刺だった。
そこに書かれていた名前。
和也はそこから目が離せなかった。
「咲田しおり」
和也に得体の知れない、恐怖が襲いかかった。
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羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» 毎度毎度本当にありがとうございます。ほんとにもう...励みになります。お話も終盤に差し掛かって参りましたのでどうぞ最後までご愛読くださいませ。 (2015年11月1日 23時) (
レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しく読ませてもらいました。また続き楽しみにしてます♪ (2015年11月1日 22時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます。なるべく早めに更新します！ (2015年9月10日 18時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き楽しみにしていますね(笑) (2015年9月10日 14時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧 | 作成日時：2015年9月8日 23時
