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撓ニ実レリ怒リノ葡萄 陀 &巻末小噺 ページ8

樋口「…確かに用件は別です。首領より伝言を言付かっています」

太宰「へえ。森さんから?何かな。脅迫か、恨み言か、殺人予告か…心当たりが多すぎて困るね」

一体この男は組織を抜ける以外で森に何をしたというのか

然し、物騒な言葉の割には太宰は朗らかだった

樋口「伝言はこうです」

――森「太宰君。マフィアの幹部に、戻る気は無いかね?セラくんも一緒にだ」――

太宰の瞳が、珍しく驚愕で見開かれた

--------小噺--------

或る平和な日に泉が聞いてみました

ナオミ「え?敦さんの髪形が何故あんなにも奇抜ヘアーなのかって?」

谷崎「そういえば、ボクらも知らないけど、なンとなく聞き辛い部分だよね」

ナオミ「本人が『イケてる』と思っていたら悪いものね」

真っ黒なナオミである

谷崎「ちょ、ナオミイイイイイイイイイイ!」

見かねたセラが泉に助言した

貴女「江戸川に聞いてみたらどうだ。無理だろうが」

――

江戸川「で、僕に推理して欲しいって?ん〜…興味ない」

サボテンに水を遣りながら江戸川が答えた

貴女「余り水を遣り過ぎるなよ」

与謝野「こういう人なんだよ。済まないねェ」

貴女「太宰は如何だ?」

――

太宰「此処は一つ、敦君本人来聞いてみては如何かな?屹度鏡花ちゃん相手なら厭な顔はしないと思うよ」

泉(コク

貴女「中島が嫌な顔をするのは芥川だけだろう?」

太宰「あはは、確かにね」

――

中島「えっ、この髪型!?あぁ、別に僕の趣味ではないと云うか。前居た孤児院で下の子に悪戯で切られちゃって、単にそのまま放置してる状態なんだよね…探偵社に来るまで誰にも「変だ」って指摘して貰えなかったから。あはは」

その会話を陰で聞いた谷崎は罪悪感で焦った

谷崎「どうしよう。結構、真面目に可哀想な理由ですよ…」

国木田なんて言葉にならずに中二病の格好になっている

谷崎「敦君。珈琲飲む?」

国木田「敦、今日は皆で焼肉でも行くか」

太宰「国木田君の奢り?やったあ」

国木田「貴様は炭でも食ってろ」

貴女「社長に美容院代を中島の給料に捻じ込むよう交渉して遣るから」

中島「…?」

太宰「焼肉…炭火…はっ、練炭自 殺!」

国木田「やめろ」

貴女「練炭は苦しいだけだぞ止めておけ」

泉「あげる」

泉は――うまか棒 茶漬味を中島に差し出した


逆にどこで見つけたのか聞きたい

中島「???」(僕、何かしたのかな…)

--------
七巻には明日行きますね!
ドンドン拗れて行きますよ

 幸祐

Q 壱→←撓ニ実レリ怒リノ葡萄 麓



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幸祐 - 月瀬さん» 有難う御座います!指摘助かります! (2019年7月27日 15時) (レス) id: 991f5a7ceb (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - いつも 楽しく読ませて頂いてます!あと、「信念」が「新年」の誤字です… (2019年7月12日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸祐 | 作成日時:2019年5月10日 20時

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