社畜の私は推しを守る力を手に入れられたらしい。Ⅷ (ページ9)

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第241話害虫駆除って大事だよねページ9

ゲルニカは震える手で電伝虫をとった

電伝虫「ーーおいよく聞け「五老星」より"勅令"だ」

おや、これはまた面倒なところからのご依頼らしい

ゲルニカ「「五老星」が…!?」

彼らがお望みの首は…

兄さんにアイコンタクトをとれば指先をゲルニカの脳天に置いた

電伝虫「今すぐ(・・・)に"麦わらのルフィ"を消せと!!」

兄さんの指にさらに火が灯るのを少し抑える
理由が知りたい

まぁ、海賊なんて家業政府に命は狙われるだろうし
世界政府の旗を燃やしたりインペルダウンに潜入したり体力の囚人を解放したりしていたけど

それにしても今更感が強い

ゲルニカ「何を言ってる"麦わら"なら今カイドウと戦ってる!!カイドウの戦いを邪魔しろというのか!?不可能だ」

それに今絶賛兄さんに命狙われてるし

電伝虫「不可能は承知の上での話だ。世界トップクラスの戦いだからこそ危険…察しろ万が一(・・・)に備えての命令だ。我々も噂程度にしか知らんがな…」

貴女「…ゴムゴムの実(アレ)のことか…ホント今更だな…」

GOサインを出す前に何故かドレークがゲルニカを背後から突き刺した

エース「!?」

ゲルニカ「…理由を言え…ドレーク…!!」

ドレーク「おれの…正義だ…!!」

ゲルニカ「うらやましいよ…」

ドレークを助ける義理はない

貴女「ゲルニカ。2つ、お前には道をやろう」

人差し指を立てる

貴女「ルフィはあの能力を覚醒させる。断言していい。正確には…今している(・・・・)だから自分の芯がないお前に選ばせてあげよう」

エース「おい、セラ」

ルフィに危険が及ぶような取引はしないよ大丈夫

貴女「1つ、このまま兄さんの能力で脳天ぶち焼く」

指を1本増やす

貴女「2つ、ルフィの覚醒後の能力を写真に撮り、全世界にモンキー･Ｄ･ルフィの名前で手配書をばら撒く。まぁ、あの能力の覚醒を見てルフィを倒そうだなんて思うほどアンタは馬鹿じゃないはずだ。五老星は馬鹿ばっかだけど」

さぁ、どうする？と笑ってあげる

ゲルニカ「…貴様は、何故海軍を裏切った？」

自分の正義がないお前にしては面白い質問だ

貴女「私の"正義"が家族の自由だったから。それを奪おうとするヤツは海軍だろうが世界政府だろうが天竜人だろうが赦さないもう二度と」

ゲルニカ「…うらやましいよ…後者を選ぼう」

貴女「じゃあ、要らないね寿命(ソレ)」

どっちにしろ死ぬのだどういう道を選んだとしても

ゲルニカ「あぁ」

私は左手を2度彼の肩に置いた