第239話 ついてねぇ イゾウside ページ7
火の手が回る中最後の一人を空から打ち落としたおれは何とか着地したが腹に負った傷に響いて呻く
羽織を肩にかけてその腹を抑えてるが
多勢に無勢
不覚をとった…
腐っても「百獣海賊団」か…！
セラは来ねぇしあの電話の先は誰だったんだか
菊…錦えもん…
上手く脱出できてればいいが…
そこまで考え、後ろに感じた気配に銃口を向ける
そこには2人の男ーーいや、セラから聞いてる
イゾウ「サイファーポール…！」
ゲルニカ「…いかにもイージス"0"だ。いる事は知っていたが…!!イゾウ…合わなかったことにしよう」
どういう事だ…
ゲルニカ「立場上…歴史的な罪を犯した白ひげの体調を放っておけんが…今我々が用があるのは麦わらの一味だけだ…」
……
ゲルニカ「…またどこかでな…」
……悪いな
オヤジ
親不孝な息子になることを許してくれ
イゾウ「いや…待て…"CP0"」
だが、アイツらにこいつら2匹同時は無理だ
あいつらの消耗は激しい
せめて1人相打ちになってでも倒さねぇと
その一瞬
左の顔に傷がある男に一発ついでに蹴り飛ばしおめんの男と向き合い
ーーー
生き延びろ
菊!!!!
その男を撃ち落とした、ところで腹に痛みーーついでに背中に痛み
意識がぐら、と揺れ暗転しようとしていた
ゲルニカ「しまった…!!おのれイゾウ!!」
薄れゆく意識の中で男の声と共に風が通り過ぎた
貴女「はーーーいそこまで！」
妹の声が、暗い視界の中響いたの中
ゲルニカ「…!!貴様は」
貴女「あ、ちょっと待ってねーイゾウ大丈夫…じゃなさそうだね。はい、まずコレ」
ボウッと青い炎がおれを包み金色に光るーーオヤジに分け与えていた確か"献ポポ"と呼ばれていたものがおれの中に入っていく
イゾウ「…セラ"…？」
貴女「返事聞かないで電伝虫切っちゃうんだもん。探したよ。はい次コレとコレね」
次は見た事がない拳大の球体がふたつおれの体内に入ってきて"あの時"のように体が軽くなる
イゾウ「おい、どういう…」
しー、と唇に人差し指を置かれセラがいたずらっ子気味に笑う
ゲルニカ「クソ!!どういうつもりだ！なぜ"白ひげ"の所のヤツがガキ共を助ける…!!」
貴女「1つ、ルフィは私の弟だ。2つ、ルフィは兄さんの弟でもある。3つ、ここは
ゲルニカ「こっちは急いでニコ･ロビンを…」
そこまで男が言ったところで電伝虫が鳴り響いた
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作者名：セラ | 作成日時：2023年9月1日 13時
