社畜の私は推しを守る力を手に入れられたらしい。Ⅷ (ページ19)

今日:8 hit、昨日:45 hit、合計:11,078 hit

第251話過保護な鳥ページ19

マルコ「こうなるならエースのストライカー持ってくるんだったねい」

翌朝ややげんなりしたマルコが呟く

エース「モビー今どこにいんだ？」

イゾウ「スフィンクスで待ってるが…問題は帰る足だ」

貴女「別に行きと同じようにすれば良くない？」

ここに来る時は背中に私、両足に兄さんとイゾウというなんとも２人が可哀想な状態で来た

「「「だめにきまってんだろ/ぃ」」」

わぁ、3人の綺麗な合唱〜

エース「赤髪の旦那が近くに来てんだろ？セラはそれでモビーまで来たらいいんじゃねぇの？」

貴女「それはそれで迷惑じゃない？彼の進路はスフィンクスじゃないし」

マルコ「アイツの船はダメだ。赤髪は酒が好きだしベックマンはタバコを吸うーー妊婦に悪いよぃ」

イゾウ「あ、じゃぁよ、おれとエースはネコマムシ達の船でモビーに帰るってのはどうだ？アイツらは別に旅をしてるわけじゃねぇし…マルコはセラとゆっくり帰ってくりゃ良いじゃねぇか」

にしてもーーどうしてここまで過保護なんだと遠い目を思わずする
妊娠しているかもしれない、となった時から特に兄さんとマルコの過保護が加速してる気がする

いや、絶対してる

マルコ「そうだねぃ…ネコマムシ達はワノ国が最終目的地だった分ちと悪ぃが」

貴女「ワノ国に残る組とゾウに帰る組がいるんでしょ？ゾウは近いけどスフィンクスはそれなりに遠いよ？」

それにゾウはワノ国の前の国(？)だ
スフィンクスはワノ国の先にあるーーつまり正反対

エース「じゃぁ先を進むルフィの船に途中まで乗ってってマルコが戻ってくるって言うのは？」

マルコ「いや。モビーに着いたらセラの検査をしなくちゃなんねぇ。戻ってはられねぇよぃ」

イゾウ「黒モビーを誰かが操縦してくれりゃァな…ストライカーはエースしか使えねぇし」

操縦してくれる人、いるんじゃない？沢山いるんだから

マルコ「そうだな。それが一番早ェか…ワノ国で待ってるか？」

エース「おれルフィともう少し話してぇ！」

イゾウ「じゃぁおれ達は麦わらの船に乗っけてもらうことにする」

貴女「いや、ルフィ達に聞いてみないと、さ？」

エース「大丈夫だろ。おれ１回乗ったことあるし！あ、あん時は今の船じゃなかったけどな。羊みたいなヤツ」

その自信はどこから…

マルコ「じゃぁエースが麦わらに聞いて、その答え次第だねぃ」

"絶対失敗するな"という圧の元、兄さんが持ち帰ってきた答えは

当然と言わんばかりのOKだった