第249話 おめでとう ページ17
酒は飲むんじゃねぇよい
体調が悪くなったら直ぐにいえ
無理をするな
無茶をするな
破ったら分かってんだろうなセラ
というコワーイ言いつけの元ルフィと、その他2つの海賊団(白ひげ海賊団は除くけど)とワノ国の面々の盛大な宴に参加してる
ちなみに、誰からの怖いお達かどうかは察して欲しい
貴女「ルフィ」
ルフィ「姉ちゃん！」
兄さんほどブラコンじゃないけどあの鬼の顔を見たあとだとやっぱ癒される……
貴女「"最強の生物"に勝つなんてやるじゃん」
私があげた寿命ごっそり7割くらい持ってかれたみたいだけど……まぁ、この後のことはこの子が決めることだ
持ってかれた分より元の寿命の伸び率の方が良いから問題ないだろう
ルフィ「しっしっし！」
一応うるさいのがいるからゆっくりとルフィの隣に座る
貴女「私達は多分明日の朝にでも帰るよ」
ルフィ「えぇー!?もう行っちまうのかよ!!?」
貴女「シャンクスが近くにいるからね。マルコのことだから足に使うんじゃないかな」
ルフィのところに来る前ーーというかマルコにコンコン言い聞かせられていたあの気配と覇気
気配の方は海軍大将のものだけど覇気はシャンクスのものだ
ルフィ「そっかぁ…でも姉ちゃん達なんでワノ国にいんだ？白ひげのおっさんはどうしたんだよ」
貴女「ここはイゾウ……あー…ほら、あそこにいるイゾウの故郷なんだよ。イゾウはこの件の発端である主に仕えててーー私たちが来ることは20年前から決まってたの。むしろ割り込んで引っ掻き回したのがルフィ」
イゾウは片腕の無くなった菊さんと笑顔で語らってる
よかった
貴女「おめでとうルフィ」
ルフィ「何がだ？」
貴女「約束、守れてよかったね」
どんな約束をしたのかは分からない
でも多分兄さんもルフィもこの国の住民と約束したから今この結果がある
ルフィ「おれ強ェもん！」
貴女「私どころか兄さんとサボにも勝ったことないくせによく言うよ」
ルフィ「んなっ！それはガキの頃の話だろ!?今やったら絶対勝つね！おれがけちょんけちょんにする！」
貴女「まぁ落ち着きなって、ほらジュース」
お酒厳禁な私がマルコから渡されたオレンジジュースをルフィに渡せばニコニコ顔になるルフィ
ルフィ「お！ありがとう！」
ごくっ、と飲むルフィについ我慢できなくて吹き出す
貴女「まだまだお子ちゃまみたいだけど？」
ルフィ「んなっ！汚ぇぞ姉ちゃん！……ん？なんで酒が好きな姉ちゃんじゃジュースなんだ？」
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作者名：セラ | 作成日時：2023年9月1日 13時
