第197話 誓う ページ50
目が覚めてから訳の分からないことだらけで
こんな真っ白で綺麗な着物を着せられて皆真っ白なスーツ着てて、オヤジも笑ってて
座布団と呼ばれるそこに座らされ周りを見れば大所帯
傘下みんないるんじゃない？ってくらい賑やかで
いつだったか、見た事がある
海軍にいた頃、見回りで偶然見かけた白で覆い尽くされたこの儀式
貴女「結婚、式」
マルコ「だよい」
小さな赤い盃に注がれたお酒をマルコが少しだけ口に含んで私に渡してくる
マルコ「半分くらい残してくれ」
貴女「全部飲んだらダメなの？」
そう問えばクッ、と喉奥で優しく笑われたダメらしい。
そういうことならと半分飲みーー関節キスだとか思わんでもないがマルコに返せばマルコが飲み干す
次に私にそれよりも少し大きな盃を渡されて今度は首を傾げた
イゾウ「3分の1くらい飲んでくれ」
貴女「わ、かった？」
よく分かってないが言われるがままそのくらい飲んだらマルコに奪われマルコがまた呑みまた渡される
マルコ「今度は全部飲んでいいよぃ」
ちょっと意地悪な顔だ
まぁそういうことなら遠慮なく、と飲み干せばいい飲みっぷりだねぃ、なんて笑われる
今度マルコに渡されたのは1番大きな盃
マルコ「今度は1番最初と同じだ」
貴女「これ、なに？」
イゾウ「ワノ国の結婚の儀式さ」
成程？と曖昧に頷きながら半分位のみマルコに渡せばマルコがまた飲み干して立ち上がった
マルコ「こっちの方が言葉よりも重いだろうよ。オヤジ、お前らおれの我儘に付き合ってもらってありがとうよい」
白ひげ「気にすんなァ目出度ェ事じゃねぇか」
そうだぞー、なんて冷やかしの声が響く
マルコ「この"白ひげ"の誇りに誓っておれはセラを幸せにするよい」
エース「しなきゃマジぶん殴るからなー！？」
マルコ「へへっ、わぁかってるよい」
照れくさそうに笑うマルコに胸が締め付けられた
貴女「ッ、私もっ、私も、背中の自由と家族に誓うよ」
長くは生きられない
マルコを置いていくのはわかっている
それでも
貴女「私が死んだとしても私はずっとずっと、マルコの言葉大好きだよ…！」
マルコの目が見開かれ優しく緩んだ
マルコ「ああ、おれもだよぃ」
ちゅ、と軽く唇を奪われ軽々と抱き上げられる
所謂お姫様抱っこだ
マルコの唇には私の唇の色が移っていてアレだ…ちょっとえっちだ
マルコ「そんじゃぁみんなに見せびらかしに行くかねぃ」
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きり悪いけど続編へ！
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
