第170話 これはこれ マルコside ページ22
翌日朝っぱらからおれは痛む頭を抱えた
現況はおれをキラッキラした目で見あげてくるつい昨晩おれの婚約者となったセラである
マルコ「もう1回、言ってくれよい」
よもや聞き間違いか、昨日のオヤジのデコピンの影響が脳に影響を及ぼしているのではと思いおれは再度促してやる
貴方「兄さんからね、なんでも好きなもの貰えるって聞いたからさ！」
誕生日がない奴もいるし、この船の数だ
そのなんでも買ってくれるヤツはまぁ、ソイツと仲が良かったり自分で決めた誕生日にいい酒を奢ってもらったりというそういうなんとなく設定されたウチのルーティーンであり、エースが参加含めた家族からプレゼントという食料や菓子の山は彼が構い倒される末っ子だったからだ
貴方「刺青が欲しいの！次の寄港地でコーティングして魚人島に行くんでしょ？」
確かに今向かっている島はオヤジのナワバリでコーティングする設備が整っているから、そこでコーティングをしてから魚人島に向かうのだ
辿り着くのはもう暫くかかっちまうから、若しかしたら麦わら達とかち合うかもしれねぇな、とはこのブラコン2匹には伝えてない
マルコ「それとこれどう関係あるんだよい。背中に右脚、充分お前の主張にピッタリの場所にあるじゃねぇか」
自由を背負い、家族の為に走るのだとコイツは嬉しそうに笑っていたのに、今度はどんなオネダリだ
そもそもこれをやった時二度とゴメンだと思ったのに…
貴方「欲しい場所ができたの！船医に言ったらそういうのはマルコに言えって言われて！ねぇいいでしょ？」
あの野郎逃げたな、と船医を頭の中で睨むが悲しいかなこの現状は何も変わらねぇ
マルコ「…聞くだけ聞いてやるが…ダメだと思ったらダメだって言うから諦めるんだねぃ」
貴方「マルコの炎を彫りたいの！」
コイツ後半絶対聞いてねぇだろ
貴方「ここから、背中の肩甲骨くらいにかけて！青と黄色のマルコの翼が欲しい！」
胸の中心から左肩に向けてセラの指が動く
マルコ「なんでそんなデカデカと…」
貴方「欲しいから！」
駄目と言われるなんて欠片も思っていない声
"マルコに言え"というのはつまり…彫りまでやれってことか…
貴方「私の心臓は、マルコのだよって印！」
完敗だ。そもそもおれに勝ち目なんてない
懐き始めた野良猫に袖を振るような男じゃねぇ
マルコ「そんなデケェのは数日じゃ終わらねぇ。海に潜ったらやってやるよい」
貴方「ありがとう！！マルコ！！」
理性が持つのかが問題だな
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
