第231話 甘え ページ2
マルコ「……で、ここに来たのかよい」
貴方「だってー！！！」
お互いに好きだと言い合った翌日にマルコの部屋に突撃して泣きつきに行く私
理由は明白。朝早くにニュースクーがばらまいた手配書が原因だ
マルコ「甲板ではエースを宥めてたじゃねぇかよい」
駄々をこねる兄に言い聞かせ宥めてご飯で釣りながら寝かしつけが完了した次第である
貴方「それとこれとは違う」
マルコ「全く仕方ないねぃ」
駄々をこねる私にぐしゃぐしゃと頭を撫でられる
ハイハイ、その通りですよーアンタに甘えてんの！察してくれてありがとうね！！
貴方「あー、優しい人だなーセラさんウレシー」
とても35億の懸賞金とは思えなーいと揶揄うと少し額を指で弾かれた
マルコ「調子に乗るなよい。ほら、仕事手伝え」
貴方「うわ、鬼」
どっさりと積み上がった書類の山ーー恐らく兄さんがやらなかった書類だ
マルコ「もう1回言ってみろい」
おっと、鬼不死鳥が降臨しそうだ
貴方「い、いやぁー、兄さんも鬼のようにやらないなぁって、ね？」
私の方が懸賞金が高いけどそれを信用しちゃいけない
にっこりと黒く笑うマルコさんは鬼だ。いくら"エース"が手に馴染むと言えど鬼に勝てる気がしない
マルコ「フン…」
隣に座り書類の山に取り掛かる
怖いマルコには逆らわないに限る
マルコ「あぁセラ」
貴方「んー？」
マルコ「口開けよい」
疑問に思いながらも口を開くとコロ、と飴玉が口の中に転がってきた
貴方「ん！パイナップル味？」
マルコ味、と思うが言わない
マルコ「書類はお前の仕事じゃないんだがねぃ、側にいてェんだ付き合えよい」
かっわっ！
どんどんと顔に熱が溜まる
貴方「それ早く言ってよ！先に言ってくれれば文句言わなかったのに」
マルコ「ははは！おれはお前と違って愚直な人間じゃねェんだよい」
じと、と睨んでみたところでマルコは何処吹く風
試しに甘えてみたら倍以上の意地悪と共に甘え返された
貴方「オッサンのナイーブな心は私には分からないから真っ直ぐ伝えてよ」
ゴチッ、と武装色込の拳で後頭部を殴られる
貴方「い"〜〜ｯｯ！！！」
付き合って約1日で殴られるとはこれ如何にっ！！もう少し大切にして！！
マルコ「そのオッサンを好きだって言ったのは誰だよい」
貴方「私だけど…悪戯癖のある私を好きだって言ったのは誰？」
マルコ「愚問だねぃ悪戯好きで独断専行するお前に惚れたのはおれだよい」
ぐぅの音も出ない…
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
