何千回でも巻き戻せ！

一回目“巻戻士”登場（4） ページ5

「そこか！」

「ゼェ…ゼェ…」

「ぐっ！いって〜…でも3発目覚えたぞ。」

「巻き戻し(リトライ)！」

＿51回目

「何だよ？遠すぎて当てられないか？腰抜け。」

「この…！死ね！」

「1発目！」

「見つけた…」

「2発」

「そこか！」

「3発目！」

「4」

「５」

「「６！」」

「ば…馬鹿な！弾切れだとォ！？ありえねえ〜！！」

「やりましたね、クロノさん、Aさん！」

「全部避けきった！」

「クリア目前です！」

「ゼｪ。ハァ…ゼェ…ゼェ…」

「「！！」」

スマホン「さぁ、お二人とも！さっさとクリアしちゃいまs」

「「このルートはやめた！巻き戻し(リトライ)！」」

＿52回目

「どうしたんですか、クロノさん！？Aさん！？」

「「このルートはやめた」って、まさか…」

「そのまんまだよ。撃たせて避ける作戦はやめた。」

「なんで！？上手くいきそうだったのに…」

「川田さんが限界だった。」

「銃を突き付けられて、首を絞められてる状態を長時間続けるのは、川田さんにはキツい。」

「そ、そんな…！でも、命さえ助かれば任務は…」

「トラウマ(・・・・)にしたくない。」

「あんなに楽しそうに仕事してるのに、こんな事件のせいで辞めてほしくない。」

「「あるはずだ…もっと短時間(・・・)で、川田さんを助ける方法が！」」

「でも…」

クロノは、地面にガクンッ、と膝から崩れる。
Aも同様だ。

「クロノさん！Aさん！」

「あるはずだ…絶対に…」

「…！お兄ちゃん。あれ…」

「！そうか…」

「「みつけた！攻略未来(クリアルート)！」」

「動いたらこいつを殺す！」

「ひい！」

ス「クロノさん、思いついたんですか！？別の方法を！」どんなs「おい！」

「！？」

「おまえ、圧倒的に…射撃ヘタクソだろ…。」

「！！？」

「銃の持ち方で分かるんだよ、お前が…、ド素人だって。」

「何ィ…！？元軍人に向かって…」

一回目　“巻戻士”登場（５）→←一回目“巻戻士”登場（3）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す