二回目 不審死少女の謎を追え（3） ページ11
何回も繰り返して分かったことがあるんだ。
それはサユリが死んでしまう時、必ず「可愛い生き物がいる」。
最初は生き物がいることすら気づかなかったが、生き物がサユリの気を引き、一人になった所を殺す。子供は好奇心に逆らえないことを利用した悪どい手だ。
「Aさん、こいつは悪霊です。殺してもうてかまいまへん。」
「オーケー」
「何を話しているのかしら？楽しそうね！」
「うるさいんだよ、クソ。アンタはわたしが、殺す。」
「おお、怖いわねぇ。殺す前に名乗るわね！アタシは死神デッド・セラー！この森の支配者よ！」
「死神かー、“殺される”の間違いじゃないの？わたし負けないよ？」
めんどくさいなー。もう。
｢……人間でアタシを煽る奴は初めてよ。いいわ、お望み通りズタズタにしてあげる」
死神がそう言うといくつかの鎌がわたしを取り囲んだ。
「…おっと」
鎌はなんとか弾き返せたからわたしに当たりはしなかった。
｢へぇ…やるわね！じゃあ、こっちはどうかしら！？」
サユリに向かって鎌を投げた。
「あっ…！くそ、“
＿56回目
「へぇ…やるわね！じゃあ、こっちはどうかしら！？」
「ほいっ、と」
「は！？」
「3、サユリに飛んでいく鎌をはじく。クリア。」
「へー、こっちはどーお？？」
「チッ、ことごとく死角に潜りやがって」
わたしは大きく舌打ちをした。
「“
＿132回目
「っはぁ…はぁ…」
息が上がる。
「あら？息が荒いわよ、大丈夫？」
「気にすんな、死神のクセに。」
「じゃあ遠慮なくやらせてもらうわ！」
また同じ攻撃、鎌、鎌、鎌。
はじく、はじく、斬る。
｢ついてこれるのね！面白いわ！けどもうめんどうだから次で終わらせるわ｣
死神は決着をつけに来ている。
なら、それ相応な対応を返さなきゃ、ね。
｢っ！！」
わたしは刀を斜めに振り切った。
「袈裟斬り」という技だ。
死神は消えていった。
「
「そうでんなぁ！！お疲れ様やった！」
そのあとはわたしはサユリを起こし森を出た。
死神を倒した後の森は、心なしか美しく、純粋なきれいなものに見えた。
警察へ被害を訴えて、そのあとはサユリの要望でカラオケに行ったり、ゲームセンターへ行ったり、ウレープを食べたりした。
とても楽しかった。
続く (更新停止中)
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萩野千紗 - 占ツクこそ正義さん» 感謝の塊です…(*´ω`*) (10月11日 19時) (
レス) id: b92ecbc300 (このIDを非表示/違反報告)
占ツクこそ正義 - 面白いかったです！みならわせていただきたいぐらい！！ (10月9日 10時) (レス) @page5 id: 5653eb9b89 (このIDを非表示/違反報告)
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