【クロコダイル】JEWELRY【ONEPICE】 (ページ28)

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Mr.2 ボンクレーページ28

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「んげ！！何でアンタいんのよう！！Mr.1！！」

「誰だコイツ」

Mr.1というその男は、イワンコフが率いてきたオカマ軍団の隣へ走っていく
クロコダイルもそちらへ向かっていったので、私も走っていく麦わらの横についた

「やぁ麦わら、中々に暑いねここは」

「◯◯ちゃん！！アチィんだよな～～ここ！！」

「あぁ、君の隣でクルクル回ってるオカマくんも中々に暑苦しいけどね」

チラリ、と隣を見れば身体中包帯だらけのオカマがクルクルと回転しながら進んでいる
中々の技術だなぁ、と初めは感嘆したのだがそれで移動されると視覚的に暑い

「ボンちゃんだ！！こっちは◯◯ちゃん！！」

「ボンちゃん...お前がじゃあ、クロコダイルと共に連行されたMr.2ボンクレーか？」

「あらん、アナタあちしのこと御存じなのねい！！光栄よん！」

がっはっは、と笑うボンちゃんなる者はクルクル回りながら私に近づくと、ペシと私の頬に触れた
何するんだよ＿＿＿＿と言い返そうとした時

自分の口があんぐりと開いて、目の前の光景に目を見張る

「冗談じゃないわよ～～～う！！んがっはっは！！」

そう言ってクルクル回るのは、先ほどまでのおかっぱな男ではなく
色素の薄い髪に少し縮んだ背丈に膨らんだ胸、完全なる自分の姿だ

「うわ！！◯◯ちゃんが二人！！」

「...私の顔...！！これがアンタの能力」

LEVEL3への階段を探しながら、なんとも不思議な体験をさせて貰った

Mr.2...クロコダイルが彼を選んだ理由が分かる。この能力の利用価値は計り知れない程に大きいのだろう

「でも私の姿で暴れられんのはこま＿＿＿＿」

「んセクシーショ～～～ット！！」

「クラァッ！！！！聞いてんのか変態カマ野郎！！」

止めようとすれば、ボンクレーは自分の包帯を解いて胸部を露出させる

敵が鼻血を噴き出して、勝手にバッタバッタと倒れていくのはよかったが、奴は今私の姿をコピーしている真っ最中なのだ

一発ボコってやれば、懲りたのか元のオカマへ戻すことが出来た
何が利用価値だ...こんなのただの変態だろ

「Mr.2...お前にいつか制裁を与えてやる」

「げえっ！？冗談じゃないわよ～～う！！」

そんなほぼオカマ軍団を引き連れて、麦わらはLEVEL3の階段へと向かって走る

私もつい、本来の目的を忘れ彼のがむしゃらな背中について行った