【クロコダイル】JEWELRY【ONEPICE】 (ページ24)

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二人の部下ページ24

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クロコダイル、ジンベエ、麦わら...そして私の猛攻にある程度敵は減った

しかし、雑魚とは言っても向こうは数がかなり居る。ここで時間を取るのも完全なロスタイムだ

「か...敵うわけねェっ！！」

「3億のルーキーに"七武海"が二人...それに加えてあの宝帝までいるなんて！！」

「だが怯むな！！援軍が来るまでなんとか数で持ちこたえろ！！」

本当に戦っていてもキリがない。兎に角戦力を足しながら少しでも前に進むことが先決らしい

ふう、と吸い終わったタバコの殻を捨てたとき＿＿＿＿隣から痛いほどの視線を感じて恐る恐る見る

「なぁなぁ！！◯◯ちゃんって、何の実の能力者だ！？」

「ヘブッ！？」

「あぁ、ジュエジュエの実の全身ジュエリー人間だ」

「ぎゃあ！！」

会話の途中でもお構い無しに襲ってくる看守たちを蹴散らしながら、麦わらの質問に答えた

私の完全に宝石へと変わった足を見て、すげェと目を子供のように光らせる

私は徐に近くの小石を拾って、それを麦わらに投げた

「うおっ、これ何だ？...ただの石じゃ...」

「言っただろ、宝石人間だって」

走りながら麦わらがそれをじっ、と見ればただの石だった物がいつの間にか真紅のルビーへと姿を変えていた

彼はハッ、として自分の手の中の宝石と私を見比べる

「それは炎の宝石だと言われている...火拳を助けたいんだろ。救った後に見せてやれ」

「...あぁ、ありがとう◯◯ちゃん！！おれ、これ大事にするよ！！」

「脱獄を手伝ってもらった礼だ」

喋りながら敵を蹴散らしていれば、いつの間にかある程度は片付いていたようで麦わらとジンベエ、私とクロコダイルの二手に別れて上への階段を目指す

クロコダイルが牢獄に用があるからついて来い、と言ったからだ

どこから盗んできたのか、クロコダイルは牢の鍵を弄びながらとある鉄格子の前で止まった
ポイ、とそれを中へ投げ入れると顔見知りなのかその男へ声をかけている

「どうだおれと来るか？Mr.1」

「付き合いましょう...アンタになら＿＿＿ちょうど退屈してきた所だ...！！」

そう言って出てきたのは、これまたいつかの新聞で見た殺し屋ダズ・ボーネスではないか
コイツもまた、クロコダイルの嘗ての部下だったワケだ

...流石、悪のカリスマだけあって人を見る目もある

「コイツはいずれおれと手を組むことになるだろう、宝帝だ」

「...また随分と大物を」

ダズの呟きにクロコダイルは気を良くして高笑いすると、いずれ部下になる二人を引き連れて共同戦線へと戻って行った