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おれたちの家に帰るAの足取りは重かった
さっきの一悶着が相当ショックだったのか、初めて見たというローの発作を可哀想だと思ったのか
でもAは泣くこともせず、兄貴に言われた言葉を信じていると言っておれたちの前を歩いていく
なんでAはこんなにいい子なのに、神様は生き辛い試練ばかり与えるんだろう
彼女に笑って生きて欲しいと願う人たちは沢山いるというのに...
「あ！！ミンゴ妹！！お〜〜〜い！！」
「A！！久しぶりじゃなぁ！」
家に戻れば、丁度ガープのジジイとルフィがスーパーから帰ってきた所だったらしく近所迷惑も考えずに大声で彼女の名前を呼ぶ
Aは今までの暗い顔とは裏腹に、パアッと明るくなってルフィたちの元へと走っていく
「ふぅ...やっと笑ったな、アイツ」
「あァ、一時はどうなることかと...今Aの兄貴がどうにかしてくれてる所だろうが、アイツも心配なのかな」
「そりゃそうだろ...アイツ、ローのこと本当の弟みたいに可愛がってるし」
ルフィを抱っこして笑うAを見ていると、アイツが病院でローを抱っこしていた記憶が甦る
確かに、Aはローのことを本当の弟のように思ってる
...多分本人も今はそういう関係になることを一番望んでいる筈だ
エースもおれも、お前が心配だよ
大事なときに兄貴を頼らないで、昔から一人で抱え込むお前が
今回もローのことを全部自分で背負ってしまいそうで
「何しとるんじゃ二人とも、早く中に入らんか！」
「うっせーなジジイ、分かってるよ...肉は沢山買ってきたんだろうな」
エースもおれと同じようなことを考えていてボーッとしていたのか、バツが悪そうにそう言うとジジイは笑顔で拳を握る
あ、やべェ＿＿＿＿＿これくるわ
「じいちゃんに向かって、その口の利き方はなんじゃあ！」
「イテェ！！」
「なんでおれまで...！！」
その重い拳が頭に降ってきて、あぁやっとこのクソジジイが帰ってきたんだなと実感した
土産と拳骨...対等な対価だとは思えねェ
家へ上がると早速ルフィがAの手を引いて、何して遊ぶとニコニコ笑っている
Aも本当に楽しそうにルフィに接してくれるから、その笑顔に見ている此方が癒された
もし、いつかAの家にあの"ロー"が居座ることになったら
それこそ、病室じゃなくてこうやって家で遊んだりしてみたいなぁ
笑い合う二人に加えて、もう一人の子供の笑顔が増えたらどんなに良いだろうかとおれなりの理想を頭の中で組み立てた
どうか、現実になって欲しいと＿＿＿そう思う
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RIOT(プロフ) - さばちゃん@かんづめさん» コメントありがとうございます。更新の励みになります！ (2019年12月10日 16時) (
レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
さばちゃん@かんづめ(プロフ) - ショタのローが可愛くて好きです！！更新楽しみにしてます！ (2019年12月3日 22時) (レス) id: 913017553b (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 最新型のうさぎさん» コメントありがとうございます！これからまだ色んなキャラを出していこうと思っているので、楽しみにして貰えると嬉しいです！ (2019年11月14日 21時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
最新型のうさぎ - すっごい面白いです！！！尊い！！！推しが！！！たくさん！！！（語彙力崩壊）毎日覗きに来ますね！！！！！！ (2019年11月14日 16時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年11月13日 12時
