ドフィの過保護事情 ページ34
*
「それじゃあ、エース、サボ、キラーくん！また明日ね！ルフィくんもばいばい〜」
「おう、またな！」
「ミンゴ妹〜〜！！今度またおれん家に遊びに来いよ〜〜！！」
可愛らしく手を振る妹の向こうには、話に聞いていた同じクラスのエースとサボ
そして、今日ローの見舞いに行った時に見た同室のガキの身内のキラーという男がいる
おれはその様子を微笑ましげに見ながらも、内心少しムッとする
手塩にかけて育ててきた妹に...いつの間にあんな男たちが＿＿＿＿
小さい頃は兄上と結婚する、とか言ってロシーとおれだ、おれだ揉めた記憶がある
なのに...もうあんな...
Aはまだ高校一年生、彼氏とか万が一連れてきたら一体
「ドフィ、ドフィ！ちょっとドフィ〜！」
「んあ...呼んだか？」
「もう、ずっと呼んでるよ！！」
ボーッとしてドフィらしくないね、と呟くAの後ろにいた男共はすでにいない
おれは何もねェよ、と笑いかけて駐車場へと歩みを進めた
そして、再び悲劇が起きたのはその夜のことだった＿＿＿＿
その時は、ロシーが今日の晩飯であるビーフシチューを作っていて
その隣ではAが楽しそうに料理を手伝っていた
もしかすると、その料理を食べさせる相手がおれたちじゃなくて新しい男へ変わるのもそう遠くない未来なのかもしれない
そう考えれば考えるほど、徐々に顔が青ざめていく
ソファにため息をつきながら雪崩れ込んだ時、インターフォンが鳴った
「ごめん、ドフィ。手が放せないからちょっと出てくれない？」
「あぁ」
ありがと、と笑うAの顔はやっぱりいつみても、どんな年齢でも変わらず可愛くて
結局おれは、それを知らないどこぞの馬の骨へうちの妹はやれないな、という結論に至った
なんやかんやスッキリした面持ちでおれは玄関のドアを開ける
「はいはい、どちら様で」
「...まさかてめェが出てくるとはな...期待外れだ」
「酒を持ってきたが、皆いるかな」
「もうロシナンテは帰ってきたんだろ？」
何とも異様なその集団におれは肩を落とす
よりによって、妹の男事情で悩んでいるところへまた危険分子のような男たちがやって来た
上から、サー・クロコダイル。ビジネス絡みでまァそれなりに仲良くしている鰐好きの社長
次に、ミホーク。近所の剣道場で剣を教えながらゴースト娘とアパレル企業をやっている
そして最後はお馴染みスモーカーだ
もれなく、全員Aのことを気に入っている
これは早急に防衛壁を作らなければ、とおれはジリジリ下がりながら奴らを中へ入れた
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RIOT(プロフ) - さばちゃん@かんづめさん» コメントありがとうございます。更新の励みになります！ (2019年12月10日 16時) (
レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
さばちゃん@かんづめ(プロフ) - ショタのローが可愛くて好きです！！更新楽しみにしてます！ (2019年12月3日 22時) (レス) id: 913017553b (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 最新型のうさぎさん» コメントありがとうございます！これからまだ色んなキャラを出していこうと思っているので、楽しみにして貰えると嬉しいです！ (2019年11月14日 21時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
最新型のうさぎ - すっごい面白いです！！！尊い！！！推しが！！！たくさん！！！（語彙力崩壊）毎日覗きに来ますね！！！！！！ (2019年11月14日 16時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年11月13日 12時
