花咲け、海賊カップル ページ30
*
「おいおい、なんかあそこだけ花咲いてねェか〜〜？」
ウソップが呆れ顔で指を差したのは、くっついたばかりのカップル、Aとローの二人
彼らはドフラミンゴの呪縛から解放された瞬間に愛を囁きあってくっついたというそれはもう、バカップルの象徴のようだった
どんだけ皮肉だよ、コイツら...とウソップは苦笑いする
「ウフフ。やっと、堂々とイチャイチャ出来ると思ってるんじゃないかしら」
「それにしても、くっつきすぎじゃねーか？四六時中アレだぞ」
「ドフラミンゴも監獄で泣いてるだろうな」
Aとローはお互いに隙間など無いくらいぴったりと身を寄せあって何か話している
Aはいつも通りの歳より若く見える、可愛らしい笑顔だが心なしか、ローの口角もゆるく上がっていた
あの船長ラブのAはさておき、クールなローからは想像できない光景だ
しかし麦わらの一味はカップルになる以前の彼らを見ていたからか、それでも嫌悪感などは全くなく
逆にちょっと微笑ましい、なんて思っていたりする
くっついてよかったな、ホント
「でも、おめーら。ここお前らの船じゃねェから、普通にそこら辺で急にキスすんのはやめろよな」
「し、してな...！！」
「善処する」
「船長っ！」
耳まで真っ赤になったAが、真面目なトーンでそう呟くローの肩をポカポカ叩く
いつも通りだったはずのその光景も、ローが愛おしそうに口元を緩めたのを見た麦わらの一味は
"あぁ、これただのバカップルだ..."
と不覚にも思ってしまった。
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
※オマケ
「船長、私キスしてるの見られてるなんて知りませんでした...」
「見られても減るもんじゃねェだろ」
「は、恥ずかしいじゃないですか！次の食事の時どんな顔してご飯食べたらいいんですか！」
もう、と頬を膨らませていると柔らかい唇がちゅ、ちゅ、と顔に降ってくる
私の口からは、あっとかうっとか声にならない言葉が吐息と共に漏れだした
船長はそれに気を良くして、優しく熱っぽい唇を色っぽく顔に押し当てる
額、鼻、頬、目元...そして唇と唇が近づいたとき、ルフィセンパイ号に再びウソップとゾロの怒号が響いた
「おめ〜〜〜ら！！！人の話を聞けェェ〜〜〜！！」
「このバカップル！！！」
*
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aya(プロフ) - リクエストです。ドレスローザ編に入る前、ドフラミンゴの夢をみて怖がる夢主ちゃんにローが寄り添って心を落ち着かせるお話をお願い致します。 (2019年10月28日 10時) (
レス) id: 611a760f67 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - ルナさん» コメントと以前のリクエストありがとうございます！書きたいとは常々思っているのですが、番外編という枠では済まなくなりそうなので、別に連載という形になりますが少し考えてみます！ (2019年10月28日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - いえいえ、お気になさらず！ リクエストをありがとうございました！ それはそうと、スタンピードの夢小説は書かないのですか？ (2019年10月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - 前回のリクエストにこたえてくださりありがとうございます！またリクエスト何ですがローが猫化する話をお願いします！夢主ちゃんがめちゃくちゃ可愛がっているときに効果がきれて二人共少し気まずくなる感じで！！ (2019年10月27日 22時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - リクエストをお願いします！ 夢主がシロクマ風のモコモコファッションをしてローを悶絶させるお話が読みたいです！ シロクマの耳が着いた帽子+白いモコモコワンピースでローがメロメロになった姿が浮かんだので…！ (2019年10月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年10月17日 0時
