守護 ページ50
*
気がついたら＿＿＿＿おれがいたのはこの国の王宮で
あまりの体の痛みに、思うように動けやしねェ
鉛弾が...内臓は運良くあまり損傷してないらしい。悪運か、何なのか
船長、と呼ぶ声が聞こえた気がして
目を開ければ明らかに重症のAがいて＿＿＿＿＿
あぁ、おれはまた守れなかったのか
Aの深手を見て、おれは自分の不甲斐なさを恥じた
あれだけ時間稼ぎをと足掻いた結果がコレだ
おれは好きな女一人でさえ、守れねェ
「お前らの狙いはSMILE工場...それだけのハズだ。今日の思いつきでできる事じゃねェ...」
「なぜ"麦わら"たちとグリーンビットの小人達が繋がってる！？」
小人...？
麦わら屋たち、おれのいない間に一体何を＿＿
「どうやって地下へ侵入した...！？なぜシュガーを狙う...！？偶然でなけりゃあ...奴らこの国の闇の"根幹"を知ってることになる...！！」
てんで訳が分からねェ＿＿＿
そんなことを質問されても知っているわけがねェのに
でも、Aが一瞬ハッとしたのに、おれは気付いた
コイツ、何か知ってやがるな
「答えなさい！！若が聞いてんでしょ！？ロー！！」
「...！！」
ベビー5がパンッとおれの頭を叩いた
睨めばコイツは黙る...
案の定、奴は昔と変わらず泣きべそをかきはじめた
「泣くならやらなきゃイイだすやん、昔のまんまだなお前ら」
「...昔の、まんま」
Aは少し頬を膨らませておれを見上げてきた
どうせ、ベビー5にヤキモチ焼いてるんだろうが
ドフラミンゴに捕まっているというのに、おれはそれが.....どうしようもなく嬉しい
もう、二度と会えねェもんだと思っていた
神や仏は信じてねェが...運はおれに味方をしてくれたらしい
もう一度Aに会えた上に、ヤキモチを焼くところまで見せてくれるとは
「言ったハズだ...あいつらとおれとはもう関係ねェ...同盟はおわってる、お前の言っている事はおれにはほぼ理解できねェ」
「Aは、何か知ってるんじゃねェのかァ？」
「...知らない、そんなの」
ドフラミンゴ
麦わら屋たちが何をしようとしているかは、もうこの際どうでもいい
おれは逃げねぇぞ＿＿＿＿
コラさん、おれはもうアンタみたいな人間を増やしたくねェ
ドフラミンゴに大切な奴が殺されるところは、もう見たくねェんだ...！！
Aは、おれが初めて心から気を許せた女だ
この命に代えても、Aだけは守る
それが、あの日守られるだけだったおれに出来る...唯一のことだ
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
