勝者の正体 ページ25
*
死んだ＿＿＿＿と、そのときはそう思った
明らかにその凄まじい威力のパンチは、私の体も、他の選手たちも吹き飛ばしたし
一瞬、意識が飛びそうにもなった
このままリングの外の海水のなかに落ちて終わりだ
そう思って、ギュッと目を瞑ったはずだけど
「先輩、もう大丈夫だべ〜〜〜！！」
「え...？な、あれ...な、何ともない！？」
前に立っているのは、バルトロメオくん
彼と私の前には透明の"壁"が立ちはだかっている
ペタペタ、と体を触るけど傷ひとつついてない
もしかして、さっきのハックがやられたのも
バルトロメオくんの...悪魔の実の能力＿＿
「"バ〜〜〜リア"ッ」
「指を結べば人はバリアをはれる！！ガキでも知ってる常識だべ？おれは"バリバリの実"のバリア人間」
「バリア人間...」
バルトロメオくんは、エリザベローへ向かってバリアの壁を拳と共につき出すと
あっという間に彼をぶっ飛ばして戦闘不能にしてしまった
流石、短期間で頭角を現したルーキーなだけのことはある...バリア人間、手強い相手だ
「くあ〜〜〜！！"戦う王"エリザベローII世戦闘不能！！
よって、Bブロックに残るはバルトロメオと謎の美女剣士(偽名を設定してください)の二人のみ〜〜！！」
バルトロメオくんの悪評とブーイングは止まるところを知らず
コロシアムの声援は、全て私へと注がれる
折角助けてもらったのに、何だか申し訳ない
「バルトロメオくん、何で私を助けたの？私を倒せばすぐに予選通過だったのに」
「そんなァ〜〜〜！憧れのA先輩に傷なんてつけられる訳がねェべよ〜〜！」
「えぇ？」
で、でも＿＿＿＿どっちみち勝負がつかない限りこの戦いは終わらない
どうすればいいか分からなくて、二人でオロオロしていると司会の男が唐突にマイクを持つ
司会に耳打ちする男を凝視すれば、腕にドフラミンゴのマーク
もしかして...いや、そんなまさか
「え〜〜、突然のことで申し訳ないが今から異例の発表があるぞ！！」
「...異例の発表？」
ドクン、ドクンと心臓が嫌な音を立てる
そんな、だってドフラミンゴはシーザーの引き渡しに行ってるはず
私がこのコロシアムにいるなんて、一体誰が知ってるっていうの...！？
「Bブロックの勝者はなんと、我らが王ドンキホーテ・ドフラミンゴの命により異例の二名！
"人喰いのバルトロメオ"
そして、謎の女剣士＿＿＿＿その正体は」
煩かった歓声も止み、静寂が訪れる
額からポタリ、と流れ落ちた冷や汗の音が
変に耳に響いた
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
