Bブロック ページ19
*
「Aブロックで暴れてたの、黒ひげ海賊団のジーザス・バージェスでしたね」
「あァ、あいつ俺見たことあるぞ！」
「頂上戦争の時、私も見ました」
Aブロック予選が圧倒的早さで終了し、いよいよ私の出番がやってくる
戦うのはキライじゃないし、勿論好きなんだけど
ちらほら、と辺りを彷徨いている海賊やギャングたちを見てると只者じゃない人たちも多い
...みんな、船長が前に色々と教えてくれた名のある海賊たちばっかり
やっぱり、みんなが狙ってるんだメラメラの実を
「Aはそんな格好でいいのか？もっと兜とか鎧とかよォ〜〜」
「え？」
麦わら屋さんがブーブー、とブーイングをして指差すのは私の体
それはそうだ、私は鎧も兜も身につけてないしあの無防備過ぎて防御力ゼロのワンピースに
持っているのは大きな刀だけ
「この刀大きすぎて、一つで重量オーバーギリギリだったんですよ」
「デケェ刀じゃないとダメなのか？」
「軽いものは、何か重さが慣れなくて...」
元々私が愛用している刀とは違って、今回借りたものは船長の身長くらいの大きさしかない
でも、年季があって持ちやすい
能力が公で使えない分、刀で戦わないと
「あ、いいですか。麦わら屋さん、くれぐれも"ゴムゴムの"とか言って攻撃しないでくださいね」
「わーってる、わーってる！」
「ホントですかァ？さっきだって、私のことAって言ったでしょ、今は(偽名を設定してください)なんですから！」
わかった、と威勢のいい返事だけが返ってくる
ホントに分かってるんだろうか、この人は
フランキーさんに頼まれたことは、責任をもって果たさないと...
私の面子も丸つぶれなんですからね
「Bブロックの一般参加、(偽名を設定してください)選手はいるか！」
「私です」
係員の人に偽名を呼ばれ、スッと手を上げると周りの屈強な男たちが私を一斉に見て笑い声を上げた
はいはい、どうせこんなことになるなんて分かってましたよ
イライラしながらも、私は係員の誘導に着いていく
ここで手を出しちゃつまらない
どうせなら法も何もいらない、自由な
「(偽名を設定してください)、お前ならやれるぞ！あんなムカつく奴ら全員ぶっ飛ばせ！！」
「ふふ、仰せのままに」
眩しい日の光が全身に注ぐ
「すごい...！」
盛り上がりに湧く観客席、激しい戦闘の跡が見られるリングの上に大きな入り口からは、次々にライバルたちが流れ込んでいく
「Bブロック！！選手入場！！」
私は人一倍大きな声援を送ってくれる麦わら屋さんに手を振って、大きな刀に手をかけた
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
