剣闘士レベッカ ページ18
*
戦闘準備室の中央にあるのは立派な銅像
その下の石碑には功績やら、名前やらが刻まれている
＿＿＿＿＿＿名は、キュロス
「＿＿＿貴方たち、その人に興味ある？」
「誰？」
周りの男たちがどよどよ、とする中その子は精悍で勇ましい姿で現れた
大人っぽいけれど、多分年齢は私より幾つも下だ
若々しくて羨ましいなぁ...華の十代
「"レベッカ"剣闘士よ。さっきはありがと、キライだったの"スパルタン"」
「そうなんですか...この人は？」
レベッカは銅像の前に歩み寄ると、丁寧にその"奇妙"な経歴を教えてくれた
こんなに立派な銅像が立っているのに、その存在を誰も知らないなんて...
もしかすると、これもドフラミンゴの統治するこの国に関連が
一人で悶々と考えていると、突然麦わら屋さんがバシバシと肩を叩いてきた
「わかんねェ話だけどおれはこの銅像好きだぞ！！男らしくて！！な、(偽名を設定してください)！」
「...そうですね。精悍な顔つきが立派で＿＿＿見てると勇気が湧いてきますね」
銅像は尚、静かに佇んでいる
まるで、このコロシアムをずっと見守っているかのように
「あの、レベッカちゃん」
「よォ！！大戦士レベッカちゃん」
私たちはコロシアムなんて初心者だし、レベッカちゃんは色々と知ってそうだったから
一応情報収集も含めて、詳しく話を聞こうとした直後にこの有り様
大男たちが下品な笑いを浮かべて何やら彼女を小バカにしている
今ここで息の根を止めても良かったんだけど、流石に私が自ら問題を起こすわけにはいかない
"くれぐれも、目立つことはするな"と船長に怖い顔で何度も忠告されたので、破るわけにはいかない
っていうか、破ったら命はない
「私...今日で最後にするんだ...！！
メラメラの能力を手に入れて...！討つんだ、ドフラミンゴを...！！」
「ド、フラ...ミンゴを」
唐突に飛び出した天敵の名前にビクッ、と体が跳ねる
勝手に思い出されるのは今朝の会話と、あの奇妙な笑い声
一度聞いただけなのに、ずっと耳に残るあの...
「(偽名を設定してください)！大丈夫か？...顔色悪いぞ」
「本当...大丈夫？」
心配してくれる二人に何でもない、と慌てて首を振った
そうだ、今アイツは船長たちとのシーザー引き渡しでいないし＿＿＿
船長が工場破壊と、私の身を隠す時間を囮として稼いでくれているのに...挫けちゃだめでしょ
「貴方たちブロックは？」
「おれはCで、(偽名を設定してください)がB！」
「よかった！私はD」
お互い生きてたらいいね、とレベッカにかけられたその言葉は
別の意味で、私の恐怖心を煽っていった
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
