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さっき、麦わら屋たちにはAの全てを話した



何故、アイツがドフラミンゴに狙われるのかも
アイツがあの日、何を失って何を得たのかも

あの小さな背中にある大きな火傷の痕の話も



これで麦わら屋たちが何か言おうものなら、即刻同盟を破棄するつもりでもいた
まぁ、その心配も杞憂に終わったんだが...



「話を聞いたらなんかムカついてきた!!

トラ男、もしミンゴがAを連れ去りに来たらおれがぶっ飛ばしてやる!」



無駄に闘争心を煽ってしまったようだ、やっぱりコイツら扱いにくくて面倒臭ェ

適当にそれをあしらって隣を見るが___



「あ?A...アイツどこ行きやがった」



隣にいたはずのAが忽然と居なくなっている

キョロキョロと見回していると、モモの助の居所を訪ねる錦えもんに放ったナミ屋の言葉におれは固まった



「モモの助はもう寝ておるかな」

「今、ロビンとAとお風呂」



は...?風呂、だと...?

風呂、という言葉がおれの中でエコーとなる
いやいやいやいや、別にモモの助はガキだろ


ガキと女が風呂に入っても別に不思議はねェ

第一、おれはAの裸なんて見飽きてる位だ
別に気にすることでもねェだろ___



無理矢理心を落ち着かせ、咄嗟に手に取った鬼哭を置いた
しかし、ふと前の会話が頭を過る



『オペ中と日の下じゃ、何か違うんじゃねェの』
『そういうもんですか?私はまだ慣れないんですけど...!』



果たして、Aの裸が日の下と手術中じゃ違うというのだろうか

いや、裸なんて全部一緒だろ
別にやましいことが発生する訳じゃあるまいし


夜食が出来たという黒足屋の言う通り、おれはそれ以上は考えず、麦わら屋の船のキッチンに足を踏み入れた



「あ、船長!聞いてくださいよ、麦わら屋さんの船のお風呂凄い大きいんですよ!」



モモの助を抱いたニコ屋が出てきた、その後ろにはタオル一枚だけを巻いたAが顔を覗かせる

日の下で見るソイツの裸は予想以上に扇情的でおれはつい、ゴクリと喉を鳴らした


____つーか、コイツ警戒心とかねェのかよ



「何をさらしとんじゃこのエロガキャ〜〜〜!!」



おれの心の声を代弁してくれるバカ三人は放っておいて、目の前に立つ標的を見下ろす

何やってんだろ、と呟くAの髪から垂れる滴が大胆な胸元へとポタリ、と落ちた

もう、我慢の限界だ____



「わっ!!」

「これ着とけバカ」



おれは上半身裸になり、Aに自分の服を着せる


これが惚れた弱味ってやつか...

なんて考えながら、Aの頭を拭いてやるのだった

おやすみ→←続々編感謝&主な設定



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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね!!一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです!!これからも更新頑張って下さい!応援してます!!長文失礼しました! (2019年9月14日 20時) (レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます!名前の()無しは最新話の二行目でしょうか?ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます!紛らわしくてすみません...! (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください! (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます!楽しみにしてました! (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIOT(別垢にいみ) | 作成日時:2019年9月4日 16時

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