梅干し談義 ページ7
*
「錦えもんさん達もドフラミンゴに追い回されてたんですね...」
「如何にも、奴の元に捕まっておるカン十郎を救うため、必ず戻らねばならぬ...！！」
グスグス、と涙を流す錦えもんにAも吊られてカン十郎〜と泣いている
バカだバカだ、とは思っていたが＿＿＿
コイツは自分も十分ドフラミンゴに狙われていると分かっているんだろうか
そんなAを一瞥してぱくり、と手に取ったおにぎりを頬張った
瞬間、口のなかに酸っぱいものが広がる
こいつは...！！！
「うっ...！？」
「おい、どうしたトラ男！？」
「船長...！まさか！？」
ガタン、と立ち上がって隣に座るAに水を要求する
＿＿＿＿水、水、水！！早くしろ！！
Aは自分の飲みかけのコップをおれの口にあてがう
冷たい水が、酸っぱさと米を一緒に胃のなかに押し流した
はぁ...はぁ...ドレスローザに着く前に死ぬかと思った
「どうしたんだ？トラ男！」
「もうおれはここまでだ」
「サンジさん...もしかして、おにぎりの中身に"梅干し"入ってませんでしたか？」
今も口のなかに残る酸っぱさに、おれは顔をしかめて椅子に手をつく
＿＿＿＿どうせおにぎりにしてもらうなら、梅干し抜きって言っときゃ良かった
「あぁ、梅干しは入ってるけど」
「く...そ、おれを殺す気か黒足屋」
「はァ？まさか、お前＿＿＿梅干し嫌いなのか？」
Aが隣ですべてのおにぎりを割って確認する中、おれは黒足屋に鋭い視線を飛ばす
大体、おにぎりに梅干し入れる方が間違ってんだ。梅干しおにぎりに使う米が勿体ねェ
「船長、梅干しおにぎりは私が食べますから」
「お前！！Aちゃんにチヤホヤされてんじゃねーぞ！
この船に乗ったのなら、飯はおれのルールに従え！好き嫌いすんな！」
「おれに命令するな、黒足屋」
こうなったら意地の張り合いだ
足技を繰り出す黒足屋に刀を抜く
他の奴らはあえて気にしないように食事を続けるが、ここはおれも譲れねェ
コイツに関してはまだ、Aの手を握ったことも許してねェし
「A〜、止めなくていいのか？！」
「うーん、いいんじゃないですかね。あ、この梅干し美味しい！」
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
