vs. ドフラミンゴ ページ44
*
「おい！！トラ男、お前何でミンゴと...！！」
麦わら屋さんのそんな言葉は、もう頭に入ってこない
ドフラミンゴは、血だらけの船長に向かってトドメを刺すように
ドンドンドン＿＿＿＿
何発も、何発も
撃たれたその拳銃の音と船長のうめき声が頭で反響する
ドンドンドン、何度も何度も
頭のなかで何度も、何度も...
「船長ォ〜〜〜〜！！」
私の叫び声はコロシアムを抜け、ドレスローザへと響き渡る
生かしておける訳がない＿＿＿＿
そう思った時、すでに体は動いていて
「＿＿＿＿
「
私の飛ばした猛毒ガスを含んだ空気鉄砲はドフラミンゴへと向かっていく
人間、冷静さを欠けば正確さを失うようでそれは容易く避けられた
クソ、クソクソクソ...！！！
「フッフッフッ...A、ようやくちゃんと顔を拝めたぜ」
「＿＿＿＿あァッ！！」
ドフラミンゴから放たれた糸は、コロシアムの壁ごと私の体を切り裂いた
腹部や胸部の肉が裂けたような感覚がして、情けない悲鳴を上げてしまう
「A！！」
力無く倒れた所を、ドフラミンゴに抱えられる
奴が外へ出たと同時に、コロシアムは元通りの形へとハマっていく
クソ、体が動かない...こんな、こんな奴の言いなりになるなんて＿＿＿！！
「騒がしくしてすまなかったな！！」
「"七武海"海賊、トラファルガー・ロー！！そしてそのクルー、A。こいつらが今朝の"王位放棄誤報事件"の犯人だ！！
おれを引きずり下ろそうとしていたが...安心しろ！！...今退治した」
退治...？
船長を退治した＿＿＿＿だと
私の街を焼き払い、ドレスローザを一夜にして地獄へと変え、船長の大切な人を奪ったお前が？
「ふざけるのも大概にしろ＿＿＿ドフラミンゴ！！」
「言うじゃねェか...小娘が！！」
懐から態勢を整え、
あえなく、頭を掴まれてそのまま地面へと叩きつけられた
...素のパワーも、尋常じゃない
ぼうっ、とした頭からはドクドクと脈打った血が地面を流れて、船長の方へと向かっていく
船長...わたし、悔しい
大切な人一人守れずに、敵の手に落ちていくなんて...悔しい
「フッフッフッ、調子に乗りすぎたな。A」
伸ばされた大きな手は再び私を掴んで、ゆっくりと起き上がった
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
