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隣人3 ページ3

____



「A、新しい学校は大丈夫?貴女、結構一人でいることが多いでしょ?叔母さん心配だわ」


食事をしながら新聞を読んでいる私に、叔母さんは心配そうに話しかける



私は半年前に事故で両親を亡くした
突然のことで色々大変だったのだが、叔母さんのオリビアさんが私を助けてくれた

行く宛の失くなった私を一緒に住まわせてくれ、食事を与えてくれるし、学校だって行かせてくれる

ニューヨークシティのクイーンズに引っ越して来たのも、叔母さんの家にお世話になるから



スパイダーマンなんかよりも、叔母さんの方が私のスーパーヒーローだ



でも、叔母さんは私が両親を亡くしたことで、今まで以上に心配性になっている
元々私が頼りないのもいけないのだけれど__



「大丈夫だよ、オリビア叔母さん。心配しないで...前の学校でも友達はいたから」

「でも、新しく作るのは大変でしょう?貴女はクールだから」

「大丈夫だって、そのうち多分此処にも連れてくるよ」



冗談を交えつつ、心配する叔母さんを宥めると、それもそうねとやはり心配そうに呟いた

叔母さんはまだ心配しているらしい



「もし、私に友達が出来なかったらスパイダーマンを呼んでやるわ」

「スパイダーマン?なぜ彼を呼ぶの?」

「ジャックが言ってたのよ、困ったときは彼を呼べってね」



趣旨は違うと思うが、スパイダーマンは弱きを見捨てない

友達になれ、と言えば渋々にでもなってくれるだろう
だって、彼は"親愛なる隣人"なんですもの




「あら!もうこんな時間...!A、急いで準備しないと遅刻するわよ」

「やばい...!いってきます!」




転校初日に遅刻したとあっては、それこそ友達どころの問題ではない

空を自由自在に飛べるスパイダーマンを羨ましく思いながらも、彼が大々的に載っている新聞をバックパックの中に詰め込んで急いでアパートの階段を駆け下りた




私は、今日からミッドタウン高校の生徒だ


せめて5人は友達を作れたらな、と思いながら、最寄りのバス停へと駆け出した

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mj(プロフ) - ohhhhhh続き見たいです(TT)!!!!!!!!!!! (11月11日 23時) (レス) @page16 id: c09027b0bb (このIDを非表示/違反報告)
ノア - めっちゃ最高!!!続きが気になりすぎる………………!!!! (2022年12月30日 15時) (レス) @page16 id: 4cb0fdc463 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 続きが気になりすぎる……更新されていなくても読んでしまう……!!!! (2022年11月3日 23時) (レス) @page16 id: 44cbacd699 (このIDを非表示/違反報告)
リノン - めっちゃ面白いんだけど笑笑 (2021年11月18日 2時) (レス) @page16 id: 857cfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
夢者(プロフ) - なんて素晴らしいお話なんでしょう、更新停止であっても私は繰り返して読ませて頂きます、 (2020年8月15日 0時) (レス) id: f5c9ee6f69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIOT(別垢にいみ) | 作成日時:2019年7月21日 23時

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