コール "キャプテン" ページ47
*
プルプルプル...
胸ポケットに入れていた電伝虫が鳴る
私は麦わら屋さんの仲間に悟られない様に外へと飛び出した
ガチャッ＿＿
「はい、Aですが」
「＿＿＿俺だ」
「船長〜〜」
船長に似た電伝虫は呆れたような顔をして私を見上げた
厄介なことになった、と呟く電伝虫
やっぱり、
前に一緒に話を聞いたとき、部屋を出た瞬間"八つ裂きにしてやりてェ"と呟いていたのを聞いたことがある
「兎に角戻ってこい...お前の力が必要だ」
「...分かりました」
何だか騒がしいけれど、構ってる暇はない
急いで研究所へと戻らなければ...！
麦わら屋さんたちに勘づかれないうちに＿＿
「空・飛脚！！」
足から放った空気圧で私の体は宙へと浮かぶ
大きくはね上がり、先程まで自分がいた正面玄関へはあっという間に着く＿＿我ながら本当に便利な能力だ
開けっ放しの扉から、船長に指定された
すると、途中で見知らぬ二人組とすれ違った
その背丈は巨人族のように高い
彼らは一体何者...？
「A」
「船長、奴らは何なんですか？」
その顔はさっき別れたときよりも仏頂面だ
「知らねェ、今からお前が聞け」
「その様子じゃ、"シーザー"に怒られたんですね」
「...怒られてねェ」
ふん、と船長は鼻を鳴らして早く入れと扉を開けた
「A、帰ったか！お前らのお陰でガキ共を海軍に見られちまったぞ」
「ここに近付く奴らは追い払えって命令したのはシーザー、貴方でしょう。それに、ここにはアンタと私達しか居ないって話じゃなかったんですか」
私と船長はソファに腰をかけた
テーブルの上には暖かい飲み物が乗っているが＿＿ここで出されたものをホイホイ飲むのは自 殺行為なので手はつけない
「てめェ...」
「貴方は子供たちがいるって秘密を隠してた、私達は命令通り海軍を追い払った...連絡手段も船長が遮断したし、お互い様ですよね」
完全に言い負かしてやれば、横から船長が「G-5」中将、白猟屋さんの抜き取った心臓を取り出した
それは未だに規則的な脈拍で動いている
手土産として差し出されたそれを見るなり、シーザーは目の色を変えて喜んだ
「麦わら屋の方はどうした」
「やりすぎかとは思ったが...あの二人組を行かせた」
「...え」
彼らの元へと、殺し屋の手が迫る＿＿＿
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さばちゃん@かんづめ(プロフ) - 面白くてやばいです。助けてください。お気に入りしました。 (2019年10月5日 22時) (
レス) id: abf0c2270e (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - Nonさん» コメントとご指摘ありがとうございます！！完全にこちらの誤字です〜！教えて頂いてありがとうございます！！ (2019年9月1日 17時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - いい作品見つけました！！！！続編でも更新頑張ってください！あと、誤字を見つけたのですが、バーソルミュー・くまではなく、バーソロミュー・くまだと思います！ (2019年9月1日 17時) (レス) id: 2597f31088 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！！元気になるコメント頂けて、創作意欲も沢山湧いてきます！！これからもよろしくお願いします(^^) (2019年8月21日 21時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！大好きですこの作品！夢主ちゃんとローの信頼し合ってる良い関係性がひしひしと伝わってきます！この作品の更新が生きる糧です！（笑）更新楽しみにしてます！ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 2240d01519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年8月17日 11時
