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「わぁ……美味しいです!」
「うふふふ、そうだねぇ。」
「えっと……?」
道中で、炭治郎さんが善逸さんに悪評の訂正をしてくれてから、善逸さんが私にベタベタとくっついている。
……私は炭治郎さんとお話したいのだが。
「善逸さん、近すぎません……?」
「えへへ、そんなことないよぉ。」
「……?」
なにに照れる要素があったのか。
すると、
「……A、これも美味しいぞ!」
と炭治郎さんが言って団子を差し出してくれた。
「ありがとうございます!」
私が炭治郎さんから差し出されたその団子を食べると、炭治郎さんが少し顔を赤くした。
「どうかしましたか?」
「その、直接なんだな……?」
どうやら、炭治郎さんは私に渡そうと思って差し出したらしい。
だが、私が受け取らずに炭治郎さんが団子を持っているまま食べてしまったから、炭治郎さんが戸惑っているのか。
「あ……すみません!」
姉さまのときはそうしていたからついやってしまった。
「いや、いいんだ。ちょっと驚いただけだから。」
「なら良かったです。」
炭治郎さんと笑い合う。
ずっとこの状態が続いてくれるといいんだけどな。
「え、なんでこんな恋人同士みたいな雰囲気出してんの!?もしかしてそういうことなの!?」
だが善逸さんによって邪魔されてしまった。
炭治郎Side
「善逸さん、近すぎません……?」
「えへへ、そんなことないよぉ。」
「……?」
「……A、これも美味しいぞ!」
声をかけてしまった。
Aが善逸とずっと会話しているのを見て
、なぜか心が苦しくなった。
「ありがとうございます!」
すると彼女は、俺が差し出した団子を受け取らず、俺が差し出したまま直接食べた。
……!?
「どうかしましたか?」
「その、直接なんだな……?」
俺が指摘すると、彼女は、はっ、として顔を赤らめた。
「あ……すみません!」
無意識だったのか。
……俺以外の人にもそうやって差し出されたら今までああしていたのか。
って、なにを考えているんだろう、俺は。
更新遅れてすみません。
Aちゃんが炭治郎にやったことは、私が親戚のあつまりで4歳の子におばさんが差し出したものを隣にいた私が間違えて食べてしまったことから来ました(聞いてない)
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ゆいな(プロフ) - 「胡蝶家末妹は出来損ない」がすきでみてみたんですけど、仲直りしたバージョンもみてみたかったので最高でした!! (2020年9月11日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - tearさん» そう言っていただけると嬉しいです!読んでくださりありがとうございます! (2020年5月3日 10時) (レス) id: 605ee28b22 (このIDを非表示/違反報告)
tear - 小夜子さんの作品につながっていてとても読みやすいし繋げ方が凄いなと思いました!これからも頑張ってください! (2020年5月3日 2時) (レス) id: 3464928215 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 小夜子さん» あああ、見てくださってありがとうございます!作者様の作品が素晴らしいから想像が膨らんだんです!褒めてくださって光栄です! (2020年5月1日 11時) (レス) id: 605ee28b22 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子(プロフ) - 素晴らしい作品をありがとうございます!夢主が生きていた、しのぶさんと和解したというifストーリー、とても興味深く面白かったです!!最終的にハッピーエンドの物語も素晴らしいですね!感動できる、もうひとつの物語をありがとうございました! (2020年5月1日 11時) (レス) id: 0e3f862edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2020年5月1日 11時