学園の王子に目付けられた！！6【stxxx】

248話〇 ページ8

貴方side

『くそぉ...やっぱり一筋縄じゃ行かないか...』

ジェル「何が？」

『うわぁっ？！』

ジェル「そんな驚く？」

あ、バスケ部のマネージャーなうです



ジェル「で？何が一筋縄じゃ行かないん？」

『あ〜えっとぉ〜...』

どうしよ...これをジェル先輩に言っていいのか？

『えっと...こゆきの躾のことです！なかなか噛みグセが治らなくて...』

ジェル「あ〜なるほどな〜。ペットの躾って大変そうやもんな」

『そそそそうなんです！あはは...』


よっし！ジェル先輩がアホで助かった...！


ジェル「じゃ、俺試合してくるわ！」

『あ、はい...行ってらっしゃい』

色んな部活のマネージャーをしてみて思ったけど

結局全部運動部だからやること変わんないな...

でも、柔道部だけ全く想像つかないからちょっと楽しみ

さて、水とタオル用意しよう

ーーー

『ん〜！疲れたぁ』

あの後、何事もなく部活を終えました

莉犬「A、お疲れ様」

『あ、莉犬！おつかれ』

教室に戻ると莉犬がいた。待ってたのかな？

莉犬「Aさ〜」

『うん？』

莉犬「キスマいつ付けられたの？」

『Σ(・ω・；)ｷﾞｸｯ』


『き、キスマ？なんの事？』

莉犬「そーゆーのいいから。付けたの俺とジェルくん以外の4人でしょ？」

怖い...怖いよ莉犬...！

『...はい』

莉犬「なーくんには昨日付けられたんだろうけど...他の3人は？」

『お、一昨日、4人でころん先輩の家に泊まって...そ、その時に...』

莉犬「はぁ〜...男3人と一緒に泊まるって、バカでしょ」

『う"っ』

莉犬「...ほんとずるい」ﾊﾟｼ

『...あの、莉犬さん？』



何故か手首を掴まれて壁に押し付けられてるんですが


待って待ってほんとに嫌な予感しかしない

莉犬「俺だって付けたいもん...」

『うんちょっと落ち着こ？』

莉犬「俺は落ち着いてるよ」

『じゃあ離して？離れて？』

莉犬「やだ」


そのまま莉犬が私の首元に吸い付く


ﾁｭｩｳｯ...


静かな教室にリップ音が響き渡る。それが無性に恥ずかしくて顔に熱が集まる

『ん、ちょっ、とぉ...りぃぬ...』

莉犬「...えっろ」

『は、なしてぇ...』

莉犬「...はい」

ぱっと莉犬が手首を離す。急だったので、思わず床にへたり込んでしまった

『も、ばかぁ..！』

莉犬「っ！///ば、バカはAでしょ！そんな顔簡単に男に見せないの！」

『そんなん、知らないもん...』




莉犬「〜、ほら、帰るよ！」

『は〜い...』

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