272話〇 ページ34
貴方side
『......好き、か...』
授業中、誰にも聞こえないくらい小さな声でぽつりと呟く
私はどうしたいんだろ。ころん先輩と付き合いたいのかな
たぶん、このぐるぐるしてる感じは好きって事なんだろう
でも、他の人を振らなきゃいけないのはけっこうきつい
この関係性を壊したくない
でも、このままあやふやにするのはもっと悪いし...
『はぁ......』
思わずため息をついて頭を抱えてしまう
隣のヤツがガン見してることにも気づかずに...
ーーー
「気をつけー、礼!」
「「「さようならー」」」
『っくあ〜疲れたぁ!帰ろ〜莉犬』
莉犬「...A、今日は一人で帰ってもらえる?」
『...へ?』
莉犬が本当に申し訳なさそうにこう続ける
莉犬「実は、なーくんの生徒会の仕事をまた手伝わなくちゃいけなくて...6人でやる事になったんだ」
『え、じゃあ私も手伝うよ』
莉犬「いや、大丈夫だよ。6人もいれば終わるから」
『...』
......嫌われた?
『わ、かった。頑張ってね』
莉犬「うん、ほんとごめんね...」
そう言い残して、ぱたぱたと走り去っていく莉犬
......あぁ、ついに嫌われたか
そりゃ、愛想も尽かされるよね...
_______帰ろ
愛華「いや急にシリアスぶっ込んでんじゃないわよ」
『うわぁ?!あ、愛華ちゃん?!』
急に背後から声をかけられ、思わず大きな声を出してしまう
愛華「何よ。そんな驚く?」
『いや驚くよ!急に背後に来るから!』
愛華「あっそ。ところでさ、私明後日でこの学校からいなくなるんだわ」
『あ...』
そっか...いなくなっちゃうのか
愛華ちゃんが来てから大変だったな...(遠い目)
でもなんだかんだ楽しかったな
愛華「その...だから...」
愛華「き、今日これから遊びに行くわよ!」
『...へ?』
目の前で顔を真っ赤にしながらそう言い放った愛華ちゃん
愛華「あ、あんたが遊ぼうって言ったのに全然何も言わないから、仕方なく私から誘ってあげたのよ!わかったら、ほら行くわよ!」
『んぇ?!ちょっとー?!』
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朱祇斗(プロフ) - この小説大好きです!りんりん様もあるとん様もプロすぎませんか!?僕も似たような小説見つけましたらご報告させていただきます。こんな神作自分が書きましたってやるのはダメですよね、意味わからないです。自分が書きましたってやったやつ殴りたいです。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page1 id: f85186e059 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - りんりんさんこの小説めっちゃくちゃ面白くて好きです私はTERRORの方で活動してますが今までにないくらい好きな小説になりました毎日見てます! (2022年8月5日 9時) (レス) @page42 id: 780d36d74a (このIDを非表示/違反報告)
奏♀ - あるとん。さん» あるとんさん私でよければ一緒に合作したいです!りんりんさんも今まで頑張ってるので。 (2022年5月8日 10時) (レス) @page45 id: 7482d0b60c (このIDを非表示/違反報告)
みんと - あるとんさんすごい!100点とったの何の教科か知りたいです。リクエストいきます。莉犬君とタピってほしいるうと君に間違えて媚薬飲ませた設定でいちゃつかせるあとはなーくんを酔わせて夢主に甘えさせる。こんな感じでどうでしょうか!ちょっと腐女子でてましたけど (2022年5月3日 22時) (レス) @page49 id: 199dcd889a (このIDを非表示/違反報告)
みんと - リクエストのやつ (2022年5月3日 21時) (レス) id: 199dcd889a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるとん。 x他1人 | 作者ホームページ:コロナはあるとん。により捕食されました
作成日時:2020年3月14日 18時