学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

154話〇 ページ8

貴方side

『はっ、離して！』

翔「無理」

『やっ、やだぁっ...』

暴れてもビクともしなくて、怖くなって涙が出てくる

翔「あれ、なんで泣いてるの？」

『なんで、って...』

何言ってるのこの人。怖いからに決まってるじゃん

『怖いから、だよ...』

翔「怖い？なんで？」

『は...？』



この人、おかしい

この人、普通じゃない

『っそんなこと、どうでもいい！どいて！』

翔「やだよ。せっかくのチャンスなんだから」

ついに制服のシャツを脱がされてしまう

下着が露になって、恥ずかしい

『ｶｧｯ、やだ！やめて！！』

無闇に手を振り回す

しかし、両手首を掴まれて頭上で固定されてしまう

翔「へ〜ぇ...着痩せするタイプなんだね」

『っ！！き、もい！！最低！！どいてよ！！』

翔「え〜そんなこと言うんだ。傷ついちゃったからもうやめなーい」

そういって、スカートに手をかけてくる

『や、だ...』








みんなっ...！！！









ﾋﾟ-ﾝﾎﾟ-ﾝ

翔「...は？」

『！だ、誰か！！助けてください！！！』

翔「ちょ、うるさいんだけど」

『ん！んー！！！』

口を塞がれてしまう

このまま息をひそめてやり過ごすつもりらしい

「〜...」

「...！」

ふ、複数？

これ、期待してもいいの？

鍵は、あいてるから

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
ころん「おーい！Aー！帰ってんだろー？」

るぅと「猫いるから寄り道はしないはずだけど...」

ジェル「さとみなんかしたんか？」

さとみ「なんもしてねぇよ」

『！』





憎たらしいくらいタイミングいいな

ころん先輩、いつもみたいに突っ走って

莉犬「寝てるんじゃない？」

ころん「えーまさかぁ！ｶﾞﾁｬｯ」







ころん「......は？」

翔「っ...！」

私たちをみて、絶句するころん先輩

後ろから、他の人たちも家の中を除く

ころん「...って、めぇ！！！」

ころん先輩がすごい勢いで安藤さんを引き剥がし、胸ぐらを掴んで壁に叩きつける

翔「ｹﾞﾎｯ..」

ころん「てめぇ、Aに何してんだよ！！なぁ、おい！！！」

ななもり「Aっ..！」

ジェル「ころんっ、ここでは近所迷惑やから、落ち着け！そいつより、今はAの方や！」

ころん「っ...」

ころん先輩が安藤さんを床に投げ捨てる

ころん「Aっ...」





ななもり「...君さぁ、ある程度覚悟は出来てるんだよね？」

翔「は？」

ジェル「あんた








退学やで」

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