学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

164話〇 ページ18

貴方side

『そういえば、先輩達って昔から知ってるみたいな口振りですよね』

ななもり「あ〜...俺ら、幼なじみなんだよね」

『幼なじみ..！』

いいなぁ、私もいるけど、転校したから会えないんだよなぁ

ななもり「..実はね、俺ら6人と、もう1人女の子がいたんだ」

ななもり「でも、俺が10歳の頃かな」

ななもり「突然、姿を消しちゃって」

『え..？』

ななもり「引っ越しちゃったみたい。どこに行ったのかは知らないんだけど」

ななもり「...るぅとくん、その子と両思いだったんだよ」

『え』

ななもり「るぅとくんの初恋でね。すっごい好きだったみたい」

ななもり「そんな子が急に消えちゃったから、るぅとくんは本当に傷ついちゃって」

ななもり「“女なんて信じられない。信じたくない”...ってね」

『そう、なんですか...』

ななもり「だから、るぅとくんがAのことを好きになった時、本当に驚いたんだよ」

ななもり「皆言ってたでしょ？“るぅとが本気にする女なんているんだ”って」

『まぁ..はい』

しつこいくらい言われたわ

ななもり「そんくらい驚いてたんだよ」

『なるほど...』

しかし、中々大変だったんだなるぅとくんも...

ななもり「まぁでも、今は皆吹っ切れたよ。何より、今はAがいるからね」

『..そう言われると、照れますね...』

ななもり「ふふ。ちょっと顔赤くなってる。可愛い」

『んっ...』

ほんとこーゆー自然なイケメン発言やめてほしい...照れる

そんなこんなで家に着いた

ななもり「じゃあね、また明日」

『はい。さよなら』

家に入ってこゆきと戯れる

『こゆき〜..可愛いねぇ...』

こゆき「ﾆｬ-」

おいしそうにご飯をほうばってて可愛い

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