学園の王子に目付けられた！！2【stpr】

84話〇 ページ36

貴方side

るぅと「うげ..ころちゃん」

ころん「るぅと！！！何Aに抱きついてんだよ！！」

るぅと「うるさいなぁ..いいじゃないですか。ねー？A」

『うん全然良くないから離して？』

るぅと「やだー」

そのまま私の背中に頬ずりしてくるるぅとくん


ころん「ねーえー！！！Aも抵抗しろよー！！」

『いや抵抗したんですけど抜け出せなかったんで..諦めました()』

そのままきゃんきゃん喚くころん先輩。うるせぇ←

るぅと「ちょっところちゃんうるさいんで帰りましょA」『うん』ころん「はぁ？！？！」

ころん「いや待って？！僕Aと帰りたくてここ来たんだけど？！？！」

『...ん？』

ころん「...あ」

るぅと「...ﾆﾔ」


るぅと「へぇ〜？wころちゃんも可愛いとこあるんですね〜www」

ころん「だああ黙れ！！！」

『あーもう、帰りますよ！！』

そのままころん先輩の手を掴んで歩き出すと

るぅと「ちょっとA！僕とも繋いでください！！」

と、がっちりもう片方の手をホールドされる

『何これ』

ころん「...//」

るぅと「さ〜帰りましょ！」







？？？「あの女...許せない」

ーーー
『いってきまーす』

未だに誰もいない家に声をかけて鍵を閉める


くだらない事を考えながら学校に向かう



ｺﾂ、ｺﾂ...


...私の勘違い？



なんか、足音が2つ聞こえる



試しに止まってみる。何も聞こえない



気のせいかと思って歩き出すと、また聞こえる


今度はちょっと早歩き


心無しか早くなった気がする


...後ろ振り向いてみる？


『...！！！』


後ろには道路が広がるだけで、誰もいなかった


『はぁ...』



気の所為、か...




朝からやだな...


「...ｶｼｬ」
『〜っ？！』


今、聞こえた


シャッター音が



でも、後ろを振り向いてみても誰もいない




途端に怖くなって学校まで走る



『ｶﾞﾗｯ..はぁ、はぁっ...』

莉犬「A？どうしたの？顔色悪いけど...」


教室に入ったら莉犬が心配してくれる




きっと、他の人達もさっきのことを話したら心配してくれるだろう





でも...





『...なんでもないよー』






迷惑、かけたくないから







私は、体の震えを無理矢理押さえ込んだ

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