77話● ページ29
貴方side
まって。
さっきまであんな酷いこと言っていたのに今更帰って『ごめんね』なんて言ったらそれは私の都合が良すぎる
1度、酷いことを言ってしまったんだ
なら…
しばらく話さないことにしよう
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
莉犬side
あれから1週間が経過した
Aは何故か学校に来てない
1週間もだ。ここまでくると本当に俺達のことを嫌っているのかもしれない
どうしよう
まだ、返事もらってないのに
るぅと「うー…A不足だよぅ」
ころん「部活つまんないよぅ」
ジェル「…」
もちろん、みんなも元気になるはずがない
今は放課後。
家に行こうかなとも思った
けど、きっと帰らされちゃうからいくのが怖い
今日はみんな別々に帰ることにした
俺は帰る前にAが毎日水遣りをしていた花壇へと橋を運んだ
あとすこし…
あと少しで花が開く
そんな感じ。Aにも見せてあげたい
何度も思った
あの時、知らない男に連れていかれてそれからはしばらくあっていない
”ごめん、ちょっと用事あるから”
莉犬「A…」
あの時の顔は今でも忘れない
とても、悲しそうだった
きっと、なにか理由がある
莉犬「…行かなきゃ」
俺はすぐにAの家へと向かった
･･･
莉犬「…ふぅ」
何とか家の前に来た
ほかのメンバーはあえて呼んでない
全員呼んだらきっと嫌がっちゃうから…
莉犬「…がんばれ」
そっと呼び鈴を押した
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
反応はない
もしかしたら学校に来ないのは家にいないから？
そう考え帰ろうとしたその時だった
がちゃ
ドアの開く音がしてすぐに振り返った
『りいぬ…？』
莉犬「っ…！A！」
そこには顔色を悪くしたAが立っていた
『莉犬ごめっ…私』ﾌﾗｯ
莉犬「ちょ！？」
倒れそうになったAをすぐに支える
『はぁ…はぁ…』
とても苦しそうで立てそうにない
頬に手を置くと火傷しそうなくらい暑かった
莉犬「あっつ…熱？」
『ごめっ…移るから帰って…』
でも、さすがにこのままにしておく訳には…
『大丈夫だから』
莉犬「っ…」
けど、好きな人の苦しむ姿を見たくない
莉犬「俺が看病する！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 708人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずぽん - 読んでいると、ドキドキする!!! (9月23日 13時) (
レス) @page7 id: 12a9c59cbb (このIDを非表示/違反報告)
こんにちはちゃん(プロフ) - てか、自分でばんそうこう持ってくればいいなって思ってしまったごめん。 (2021年12月12日 13時) (レス) @page44 id: 953f13f861 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - 女ってめんどいね。最近ずっと思う。うん。(自分も女だけれども）てか脅して付き合うとか菜々緒最低やな(・・;)さとみくんところんくんかわいそう.....(´・ω・｀) (2021年7月10日 13時) (レス) id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - ヤバい。なーくんかわいい....神かよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! (2021年7月10日 11時) (レス) id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
あい - 櫻井くんかっこよ惚れた (2021年7月7日 15時) (レス) id: e3414a79a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あるとん&りんりん x他1人 | 作者ホームページ：見てみた〜い？見てみた〜い？飲んでるところが見てみたい!!!
作成日時：2019年12月3日 20時
