学園の王子に目付けられた！！2【stpr】

71話● ページ23

貴方side


翌日
なるべくあの6人と距離を置くようにした

嫌いだからなんじゃない。距離を置かなきゃって使命感が湧いてきたから

これ以上、みんなに迷惑かける訳にもいかないしそろそろ女子達にも嫌われすぎている


さて、今は校門。
いつもなら莉犬が迎えに来るはずなんだが


莉犬「…あ！」


校門前で待っている莉犬に気づかれ、こちらによってこようとする

どうしよう
そう思い、後ろを振り返った時に優希くんがいることに気づいた

そうだ



『優希くーん！おはよ！』

優希「え…！Aさん、お、おはよ？」

『ねね、一緒に教室まで行こ！』

優希･莉犬「「え！？」」




『ダメ…かな』

優希「ぜ、全然いいよ！」


莉犬を無視するように2人で門を通り過ぎて行った
ごめんね莉犬。少しの間だけ距離をおかせて

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


優希「にしても、今日は珍しいね」

『何が？』

優希「いつも赤石くんと教室行ってるからさ…」

『あー…あの6人とはしばらく距離を置かなきゃって思って…』






優希「…なんで？」

『事情があってね。女子にも恨まれたくないし…』

優希「なるほどねw」

『私、優希くんと仲良くしていればよかったなwこれからも仲良くしてくれる？』

優希「もちろん！」




そういって教室に向かう




るぅと「あ、おはようございます！」



るぅとくんが待っていた



『う…』


さっきの話を聞いて意識してくれたのか、優希くんが私にどんどん話かけてくる



優希「今日の部活、ダンボール運ぶの手伝うよ！」

『ふぇ…？え、あ、ありがとう！』

るぅと「え、ちょA」



また、無視するように2人で横切っていく
そして、2人でそれぞれの教室に入っていった

さあ、これからが問題だ
教室に莉犬が入ってきたら真っ先になんで無視するの！？と聞いてくるだろう


莉犬「A、なんで無視するの！？」


ほら、やっぱり
急いで教室に入ってくる莉犬


でも、無視するわけにも行かない




『あぁごめん…気づかなかったよ』





と、軽く嘘をつく





莉犬「そっかぁ…次からは気づいたら反応してよ！」

『うん』

72話〇→←70話〇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す